旅に寄せて: 新 おじさん雑感 （仙人ー俗人）

今週の日曜日も、台風の影響で、１週間の買い出しに影響が出ました。
今年は、秋を楽しむよりも、自然災害の猛威にひたすら耐える感じがいたします。

こんな時は、つい、来年の旅行の計画に夢を広げます。
旅行会社の組んだ、募集型ツアーで海外に行かなくなって、個人で計画する旅行に変わってきました。
そのために、旅行の催行決定を気にすることなく、計画を立てられるのがいいです。

募集型ツアー旅行の一番の利点は、
一旦そのツアーに参加したら、後はベルトコンベアーの様に何も考えないで、旅行日程をこなすことができますし、食事も交通の手配をしなくてもよいです。また、なんと言っても英語など話さなくても簡単に旅行ができることです。

一方、個人旅行では、当然、利便性はなくなり、旅行会社が組んだ行程をまわるとなると、個人旅行では、無駄な時間が発生したり、旅費も思いがけずかかってしまって、高いものになります。

しかし、個人旅行の楽しみは、
１．ツアー日程に縛られない
２．好きなところで、観光、食事や休憩が取れる
３．昼夜の食事の時に、ツアーのメンバーの誰と同席するか気にする必要がない。
４．ツアーは、ぎりぎりまで予算を削っているので、毎食、貧しい食事に我慢しなくてよく、その土地の一番食べたいものを食することができる。
５．交通の便利なところに宿泊できる。ツアーでは、料金を安くするために、郊外のさみしそうなところに、連れて行かれ宿泊させられることが多い。
６、なんと言っても他人が常時いないので、安気でる。
などなど、多くの観光地を訪れたり、日程を組むことを望まなければ、個人旅行のメリットは、はかりしれません。

今の時期など、今年私が行った、ミラノの航空券は、２名で往復１２万円から、１３万円です。
また、朝食付きのホテルでも、ミラノ市内でも、一室１万円以下です。
これなら、一人１５万円程度で、１週間ぐらいの旅ならできてしまいます。

毎年、航空券は、出発したい時期が迫るほど高くなってしまいますので、ここに行きたいと決めたら、半年以上前に購入します。
（ただし、格安航空券は、キャンセル料が高いので、一旦決めた日程は絶対となってしまうデメリットはあります。）

海外のクルーズ船は、１０月から１１月、および、募集の多寡によって、２月が格安となります。その時期と、格安航空券を見定めて、半年以上前に、日程を確定します。

日本人は、通常の会社では長期休暇がなかなか取れませんが、多くの海外の人たちは、老若男女をとわず、一年前、遅くても半年前に次の年の旅行の計画を決定しています。彼らは、格安で遊ぶことを知っているのですが、それ以上に自分のバカンスの日程を自分で決定しています。日本人だけが、常に高い旅行券を購入しています。

今年も、ミラノの宿で泊まった夫婦とその子供の家族や若いカップルは、私が泊まったミラノを定宿にして、ベネチアやトリノ、フィレンチェなど近郊の都市を廻って１週間を過すと話しておりました。
また、このように自分で旅行日程を、誰にも縛られずに計画する同世代の人達が増えていることも実感してきました。

本日掲載した、写真は、ミラノの宿から一日券の地下鉄の券と買って、ミラノの大聖堂とドーモに行った写真です。
ミラノ大聖堂の屋上に上り、ドーモの仲のお店でビール飲みながら、本場のピザを食べている風景です。
ツアーでは、絶対に味わうことができない、まさに、旅の醍醐味です。

来年は何処をうろうろするか、安いコストで旅行の計画を立てて、最高の楽しみを引き出すか、今からわくわくしています。