京都に行ってきました。2017/09/03 19:26

先週、仕事で京都に行く機会がありました。

四条河原町の近くで仕事をしたので、八坂神社や祇園の花見小路通りをみて、その後建仁寺まで足を運ぶことができました。

八坂神社も、花見小路も、多くの観光客でごった返しておりました。
特に、花見小路は、ほとんど外国人が見学に来ており、着物をきた美しい人も、よく見ると外国人であり、日本の京都、日本の着物を楽しんでいました。

ここまで、京都が国際的になるとは思いもよりませんでしたが、自分たちが外国に行っても、日本にないものを見たいし、味わいたいので、異文化に触れるのは、旅行者の常かもしれません。

京都観光に一挙に外国の人が押し寄せた為かもしれませんが、八坂神社のテキ屋のおっさんが、自分の路面店の前で、写真を撮っていた外人に、「ここは写真を撮ってはだめだ!」と大声の日本語で怒っていたのが、とても不快な印象を受けました。

店の前を占有して商売にならない状況を作り出した外国人の団体客の有り余る行為に業を煮やしたのでありますが端から見ると、軽い注意から始まるのではなく、一挙にストレスを爆発させた行動に、京都でそのような怖い印象を持って帰国するのかと心配するほどでした。

さて、花見小路を抜けたところに、建仁寺というお寺がありますが、拝観料500円で参拝することができるということを知り早速参詣をすることにしました。
さすがに、ここまでは、団体客は足を運ぶ人はいなくなります。

寺の伽藍に入った瞬間から、花見小路の喧噪とは、一線をかして一挙に静謐な空間に入り込むことができました。

この寺は、京都で最古の禅寺で、開山は、栄西禅師だそうですが、塔を持っていませんが、その伽藍配置は壮大でした。

事前学習もなく、見学できるという理由で参詣したのですが、風神・雷神の国宝の屏風絵があったり、枯山水の庭、漫画の元となったふすま絵、○△□の庭、だるま大師の掛け軸、法堂の壮大な龍の天井絵などに触れると、本当に心豊かな気持ちになることができました。

年をとると、日本がわかると言われておりますが、やはり京都は、いつ行ってもいいなあと感じました。

昨今は、日本の良さを外国人に教えてもらうことが多くなっていますが、
今度、訪問する機会があれば、昨年知り合った台湾の人に教えていただいた、「永観堂」に足を運んでみたいと思っています。

ストレス社会2017/09/17 20:34

アルコール依存症になって、入院し復帰した友人がいます。

また、知人の中には、一日3時間寝るのがやっとで、不眠症に陥って入院した人もいます。

快活で、常に前向きだと思った人が、意外に内面は傷ついていて、そのことが引き金で、アルコール依存症になったり、不眠症になったり、ストレスを抱え込んでいます。

会社では、心身症の人もいて、世の中ストレスで、昔では考えられない以上に、現代社会のひずみが増していることを感じます。

もっとも、もと在籍していた会社の先輩は、ストレスで会社に来ることができなくて、ちょくちょく休んだり、たまに出社できても、途中の駅で、息切れして、それ以上足が会社に向かなくて、また、自宅に戻っていた人もいました。

現在ほど、表面的に見えなくても、昔から精神を病んだ人は多かったのかもしれません。

このところ、65歳の定年を迎えるに当たって、いろいろなことを考えることが多くなりました。

楠木 新著 「定年後」を筆頭に、重松清氏の「定年ゴジラ」や、数多くの老後の本や、定年の本を読んだりすると、サラリーマンである限り、定年も定年後も、いかに自分が現役でいることができるかによって、ストレスの負荷が違ってきているかと感じております。

アルコール依存症であった友人は、転職に関して処女であったので、他の会社を知らないで、次に進むことへの恐怖を抑えきれなかったようで、いかに自分の選手生命を現在の会社で保持しようとしていたストレスが引き金になったようです。

一社懸命で来た人には、特に、しがみつこうとする気持ちが強く、この定年を受け入れがたいもののようです。

老後に関して、お金や健康には留意すべき本は、巷ではあふれておりますが、いかに、現在の延長で、現役時代と環境が激変し違っても、気持ちは現役であり、人の役に立って行くかの本に関して記載されている本は、希有です。
人それぞれ、現役の意味が違うからでしょうが・・

私の近辺では、60歳で出家して坊さんになった友人もいますし、60歳から、漆器の伝統工芸士になるために、修行に入った人もいます。

高齢になっても社会の一員として生きようとする意欲、
ここしばらくは、居場所を模索する時期かもしれません。

と、こんなことを考えながら、今日もストレス解消のお酒でも一献しましょう。

本州の秋について2017/09/24 20:25

すっかり秋めいてきて、一年で一番よい季節が来ました。

以前も記載したと思いますが、関東地方の、いつまでもだらだらと続く
この秋が一番好きな季節です。

これが、北海道の場合では、8月15日のお盆を過ぎると急に寒くなり
9月下旬にはストーブに火を入れるようになり、一挙に、木々は紅葉となり枯れ葉が舞い散るようになります。

この紅葉も、ある日雪が降った瞬間に、どさっと葉っぱが、雪の重みで木から落ちて、突然、秋から長い長い冬となります。
北海道の秋は、感傷に浸ることなく、あっという間に終わってしまいます。

古い歌手の話を持ち出しますが、

トワエモアが、「誰もいない海」で
過ぎ去った夏の海、秋の季節に、失恋の感傷に浸って歌っていたのも、
https://www.youtube.com/watch?v=F0GKSbtCs7o

日野てる子が、「夏の日の思い出」で
秋から、さらに冬になっも、夏を思い出して、失恋の感傷に身を焦がすのも、
https://www.youtube.com/watch?v=JG8S9aEPZGI

秋は、人生の晩節の助走を思わせて、恋の感傷とは別に老いの感傷を伴いますが、楽しさもまた、味わうことができる季節です。
本州のだらだらと深まる、この秋があってこそと思います。


久しぶりに、川越に観光に行ってきました。
徳光和夫さんの「路線バスの旅」で、川越が紹介されていましたので、
その番組に誘われました。

東京の中心から、わずか40分足らずで、一挙に観光地に来たように、気分も景色も代わり、満喫いたしました。
カメラの調子が悪く、写真が一枚も無いという悲惨な状況となりましたが、喜多院の境内にある、「春日の局」の間とか、五百羅漢像で、めがねをかけた羅漢仏を探したり、博物館に行ったり、倉の町で、うどんをすすったり、菓子屋横町で、甘いものを食したり、楽しい秋を満喫いたしました。