秋には秋刀魚を2017/10/22 14:59

10月というのに、ひどい天気が続いています。

今年は夏の高気圧が強いためか、10月下旬に突入しても、冬将軍の勢力が優勢とならず、拮抗して日本列島上空で相撲を取っています。

おかげで、ずっと日本列島に秋雨前線が居座って天候が悪いところに、さらに今回の大型台風です。

我が家は、全員目が極度に悪い家系と経済的理由で、ノーカー族ですが、ママチャリで買い物に行くこともできず、運搬能力の悪いテクシーで、買い出しをするので、雨が降ると大変です。

さて、今の季節、秋刀魚がとてもおいしいです。
秋刀魚と言えば、最近、台湾や中国漁船が根こそぎ、乱獲してしますので、だんだん高級魚の仲間入りをしてくる予感がします。

日本に海外から、多くの観光客が来ていただくのは、日本を理解してもらえるので、とてもよいことですが、海外の人に、日本の食事 特に海の幸がとてもおいしいことをわからせると、他国の人も奮って、海の資源を漁ってきますので、考え物です。

漁業は、畜産業と違って、海の食物連鎖で、魚が成長しますので、餌を与えなくても繁殖する食物で、一番エネルギー効率がよく、資源のない日本にとっては、この上ない豊穣な海の贈り物を自然に得ることができます。

烏賊や蛸は、悪魔の使い、青魚を食べると食中毒になるので食べないのがよいという、昔からの教えを守っている人に、海の豊穣な資源、おいしい食べ物を教えないのが、資源を守るためにはよいことかもしれません。

寿司などは、世界的に市民権を得たばかりに、マグロは乱獲され貴重資源になってしまったり、ウナギもいなくなってきております。
生ものは食べられないという幼少の教えに対して、食べられると諭しては行けないのです。
近年では、この秋刀魚が軒並み、標的とされ、海のゴールドラッシュになってきました。
これも、青魚も腐らせずに、食べられることを教えてしまったことの失敗です。

異常な保護概念で、鯨やイルカの増殖によって、海に小魚がいなくなっている荒れた海の現象に、さらに、この乱獲、

資源のない日本にとって、豊穣な海が無くなってしまわないように、漁業というものに、もう少し注力しないといけないと感じております。

さて、秋刀魚を食するには、大根おろしは付きものですが、
本日、写真掲載した、竹の大根おろし 通称「鬼おろし」を使うと、大根の繊維が、おろし金で粉々に粉砕されませんので、苦みが出ないで、とてもおいしい大根おろしとなり、秋刀魚のうまみが引き立ちます。

使う目的によって、おろし金を交換する日本人の知恵は、奥深いと感じて秋刀魚を食しております。

おっと、おろし金一つで、味が千差万すること、これも海外の人には教えてはいけないことですね。
大根もなくなってしまいます。

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