龍は悪魔の使いか、神の使いか?2012/10/14 20:35

写真は、東照宮の龍の彫り物です。
東照宮は至る所、龍の絵や彫り物で祀られております。

さて、ずっと気になっていたことがありました。

毎年、年末の29日か30日にディズニーシーに、一家総出で行く事がこのところの習わしになっています。

夜8時頃から、ディズニーシーのフィナーレを飾る、水上ショーというものが、毎回行われています。

昨年末のこの夜8時からの水上ショーは、年末の特別企画というもので、その内容は、悪魔の手先の龍(ドラゴン)出てきて、ディズニー王国を破壊するのですが、ミッキーマウスが登場して、その、龍をやっつけることによって、また、平和が戻り、安寧なディズニー王国が復活するという物語で構成され、最後に盛大に花火が打ち挙げられて、
フィナーレとなるショーでした。

辰年生まれの、私は、本年の歳男を迎える前の、年末、暮れの一日でしたが、龍が悪魔の使いとして取り扱われ、最後に、ミッキーマウスによって、龍が殺されたことで、その時点で、悪魔から開放された世界を喜ぶ、キャラクターたちを後目に、全く不愉快で、すごい嫌な感じを受けてしまいました。

もうしばらくは、ディスニーシーに行かないことにしようと、不快な感じをずっと受けて、帰宅しました。

年が明けて、辰年となり、ずっと龍のことを考えていたら、ブータン国王が来日して、龍の守り神のことを話してくれる機会があり、中国、日本以外にも、龍を大切にする国があることを知りました。

西欧社会、特にキリスト教に洗脳されている国々では、聖書に、蛇は悪魔の象徴であり、蛇が翼を持った化身の龍は、同じく空を飛ぶことができる、幸せを運ぶ天使と対象に、同じく空を飛ぶのですが、悪魔の使いとして、取り扱われていると明記がありました。

このことが、ベースに、西欧人が作った、ディズニー王国もつまるところ、龍を悪魔の使いとして、表出、象徴していたと知りました。

さて、キリスト教の悪魔の使いとして取り扱う龍の存在と、東洋の成長、不死、神と取り扱う龍の存在がなぜ、東洋と西洋で、ここまで認識が違うのか?

このことがずっと、疑問に、昨年末に受けた不快と、呼応して深い命題として、自身を捉えておりました。

さて、本年、北欧に旅行に行く機会を得て、ノルウェーの地で、バイキングの守り神が、龍であったことを知りました。

その一方で、キリストの生誕と、釈迦の生誕に約500年もの差があることを知り、キリスト誕生の500年も前に、確立された東洋があることを知りました。

今まで西洋人が世界を征服し、牛耳っていましたので、歴史が、西洋社会を中心に書かれているので、物事の本質がつかめませんでしたが、ヨーロッパの西洋社会は、実のところ最も遅れた辺境の地にあったのではないかを思い始めました。

西洋史観では、文明の発祥は、エジプトであり、ギリシャ文明で花開いたように書かれていますが、本年、NHKテレビで、知られざる大英博物館で、ギリシャ文明が実は、エジプトや、チグリス・ユーフラテス地方への出稼ぎ者によって、もたらされて事実の放映を受け、西洋が辺境の土地出会ったことが、さらに確信いたしました。

(これから、何回かにわたって、論を進めたいと思いますが、)

文明は必ず、西進することを踏まえると、先に文明化されていた、東洋文明の民、龍を信仰する民が、西に侵攻し、西洋に文明をもたらすと同時に、西洋の安寧を破壊する、龍を信じる民を悪魔と感じたのではないか、

また、一方で、東洋と、北欧地方には、陸路を渡るより、簡単に北の海を行き来する交易路があり、バイキングと東洋が、親密に結びついており、バイキングも同様に、北欧から、ヨーロッパになだれ込んで、略奪や破壊を繰り返したのではないかと考えてきました。

まさに、北からの龍と、東洋から進軍する、龍を信じる破壊の民が、西洋をして、龍を悪魔の使いとしたのでは無いだろうかと、考え始めています。

次回に続く

コメント

_ Uncle Elvis ― 2012/10/16 21:41

龍とドラゴンは同じものではありません。

下記のURLをご覧になってください。

http://www.transpace.jp/index.php?DragonRyu

ドラゴンを便宜上、龍と翻訳しているだけにすぎません。

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