出張の楽しみ2015/02/22 20:13

サラリーマンにとって出張は、仕事の重責を背負っておるとは言っても、非日常を味わえる機会であり、新しい発想とリフレッシュをかねた場であると思います。

「貧すれば鈍す」という、ことわざがありますが、会社も実に倒産の憂き目に会う会社も、人と同じように鈍します。

会社が立ち行かなると、まずはじめに出張の制限をし、出来る限り出張に行かなくて仕事をさせるようになります。

その次に。出張費を削減させるために、一定金額を上限に定めていた、宿泊費は、上限を定めた実費精算方式に変換させます。

それでも、この措置を取り始めると、社員は上限目いっぱいまで使うようになり、さらに、ホテル側も出張費を止まってくれる人に還元しようと、クオカードや交通費の補助を出してくれたり、ホテル側が選んでくれる土地の珍味やおみやげを自宅まで届けてくれるサービスがあり、上限のある会社の人の懐を痛めないようにしてくれるので、宿泊費の上限以下で精算することはありません。

このために、次に会社側が行う手段は、指定ホテルに泊めさせることで、宿泊費は事前に会社側に直接請求がいくようにして、宿泊費を浮かせる手段を社員側にさせないようにいたします。

その次に、更に出張費を削減させるために、出張手当を削減したり、出張手当をなくしたりいたします。

会社側にとっては、出張手当はなぜ出すのかという質疑を、労働者側に提示することに拠って、組合側がその確かな返答が返されなかった場合は、通常の業務でも支払いはしていないということで、出張手当を削減していまいます。

出張手当もなく、宿泊も指定ホテルに泊まるようにさせられた、どんどん貧して鈍した、昔、在籍していた会社の厳しさをふと感じ、食うためだけに生きた時代を思い出すことがあります。

出張の意味は、仕事はすることはもちろんの事、支店間の人事交流であり、その土地の食べ物、空気を吸うことで、実際にその土地で仕事をすることを肌で感じ、自分の仕事に対して実現する方向を確認することであります。
その余力として、その土地のものを食すること、土地の文化に触れ合うことで、新しい発想と、仕事がまたリフレッシュされて、邁進できる力を得させていただくことです。
会社のゆとりは、社員を教育させると感じております。

先日17日に、金沢に夜入ってから、先輩と一緒に、兼六園の夜景を見る機会があり、行ってきました。
妖艶であり、静謐であり、日本の良さをまじまじと、古都百万石のありしの栄華を堪能させていただきました。

会社も、つくづく繁栄していないといけないと感じました。

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