新 おじさん雑感 （仙人ー俗人）

昨日の続きです。
逢坂剛氏という、作家がいます。

逢阪さんは、「カディスの赤い星」という小説で直木賞をとったことで有名ですが、その本の題名と全く同じ、「カディスの赤い星コンサート」というものを、隔年（？）で開催されておられます。

コンサート開催の元々の理由は、逢坂氏は、ビンテージものの朱玉のフラメンコギターを何本か所有しているようですが、自分が弾くだけでは、ギターが可哀想ということで、内外の有名な演奏家を招いて、フラメンコ・ギターを演奏する場を作ったのがきっかけだそうです。

今年で６回目の開催となるようですが、第１回めの時から、日本では有名な沖仁さんを早くから招いて、第５回の開催では、沖仁さんが、世界フラメンコ・ギター国際コンクールの国際部門で優勝をされた時の祝勝祝いの演奏をされて、毎年テレビ放映が楽しみな番組です。

彼の著作、１９９８年出版の、「フラメンコに手を出すな！」の本のとおり、フラメンコは人を惹きつけてやまぬ何かが潜んでいる魔力、魅力をもった音楽だと感じております。