秋の明治神宮2015/11/15 20:21

パリのISのテロ事件の衝撃が走り、気分がすぐれないなかを、午後から雨が上がったので、明治神宮にお参りに行きました。

毎年の恒例で、一年間、参拝にでかけた神社仏閣には、年末の間に、今年も無事に過ごすことができたことへの御礼と来年の安寧を祈るために訪れます。
今年のお礼参りは、いつもにまして、来年の安寧を祈りました。

地方の神社仏閣では、「御礼詣で」ができませんので、地方の社を訪れた時には、おみくじやお守りを買ったり、自分のあり方を宣言しますが、すがるような祈願をすることはありません。

今年は、身近に行くことのできる、神社仏閣は、4箇所でしたので、本日、明治神宮へ行くことができましたので、あと2箇所を残しております。

一年ぶりに訪れた、明治神宮は、昨年と違って風景が一変しておりました。
日本人の参拝客の方が少ないのではないかと思うように、至る所、いろいろな国の外人だらけでした。

外人だらけの中に混じって、七五三参り、結婚式など神宮で行われていました。
和服を来た、両親やその子供など、外国人の目を惹く、和装に、どの場でも、異国の人のシャッターが向けられて、和装も一つの観光資源だと感じました。

参拝後、原宿、表参道を散歩して、帰宅しましたが、神宮の静謐さと、原宿、表参道の猥雑さが、同じ地域に同居している日本に、このクレージーさが、近年外人を惹きつけてやまない観光ブームが起こったのかと感じました。

浅田次郎の「我が心のジェニファー」という、日本というテーマを掘り起こした最新作を読みましたが、この静謐さと界隈の異空間を同時に体験したあとで読めば、アメリカ人の青年が、日本の珍道中をする面白さを、外人の視点で記載したこの小説の骨子が妙に納得させられるものが在りました。