パクリ2015/08/16 18:15

長い夏休みを過ごし、先週はお盆の週で、ぐったりとしておりました。

毎年1回は、なんとか海外に脱出して、外から日本を眺めたいと思っています。
今年も、なんとか海外にいくことができました。

異文化に触れると、日頃の縛られた発想に刺激が与えられて、脳細胞がリフレッシュします。

オリンピックのエンブレムのデザインを巡って、ベルギーのデザインを盗んだ話題がでており、ベルギーが裁判を提訴しました。

デザインする行為は、全くゼロからアイデアは生まれることはありませんので、身の回りをよく観察したり、異文化に触れることで、そのデザイン要素を盗んで、新しいデザインを生み出します。

(今回掲載のスケッチも、ひとつのデザインの盗用を発展させたものです。)

このため、今回の佐野氏の作成したエンブレムについては、盗用を発展した形であるので、許容範囲であると思っていました。

しかし、サントリーのトートバックのおまけで、デザインが完全にパクられ、露骨に盗用されると、オリンピックのエンブレルのデザインその物が、盗用から発展させたデザインではなく、盗用その物ではなかったのではないかと、疑念が持たれます。

オリンピックの今回の一連の騒動ですが、未来志向しすぎた国立競技場、レトロで、ダサすぎる日本選手団のユニフォーム、そして、盗用パクったエンブレムと、現在の日本の苦悩をストレートに反映している感じがします。

もっとも、古さと、最新、最先端技術、そしてパクリの共生は、なんでもゴッチャにして消化する日本のもっとも得意としている社会構造の表れではないかとも思い、寛容も日本の根源かもしれません。

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