片付けられない性格2012/07/22 21:40

片付けられない性格というものは、大人になっても変わらないものだと、つくづく最近感じるようになりました。

いろいろな整理の本が巷に溢れ、片付けカリスマのような人が出てきています。

ある人は、不要と必要、要不要がわからないものを3つに分けてとか、3年経って使わないものは捨てるとか、ものを買わないとか、一つ買ったら一つを捨てるとか言って、ひどいものになると、思い出という感性の領域まで踏み込んで、断捨離などと言って、バサバサ捨てることが美徳のように解釈している本もあります。

いずれも実行したいと思っても、自分の場合、
1.記憶力が悪いので、ものを身近においておかないとすぐに忘れてしまう。
2.育った環境が、ものを自由に買える状況でなかったので、購入したものは、愛着があってなかなか捨てられない。
3.本のように、自宅の収集した本の背表紙を見ていると、知識の遍歴がわかり、あるテーマを書こうと思った時に、その背表紙が、急に言葉を発してきて、知識のデータベースのトリガーになるので捨てられない。
など、取り上げれば、様々な要因で、捨てられない病になっていました。

もっとも、ものを捨てられなくて、
おもちゃばかり収集して一躍有名になった、北原照久さんとか、
いろいろなものを集めて博学になった、荒俣宏さんや、
昆虫収集家の養老孟司さんなど、捨てられなくて、博物館や昆虫館まで作って、大家になった人もいますので、捨てることが必ずしも、何がいいかわかりません。

一つ言えることは、なんでも中途半端だと、ガラクタを片付けろとか、そんなくだらないものに埋もれていてとか、一挙に批判を浴びることです。

出る釘は打たれる前に、もっと出てしまえば、大家になります。

さてこんなくだらないことを言っても、実際、自宅が小さい者にとって、部屋に溢れかえった本の処理、資料の山をどうしようかと考えています。
大家でなく、凡人の者にとって、ものが生産性を生み出すわけでなく、置くところがないので、仕方なく、捨てることも余儀なくされている状況です。
何とかしようと、うろうろうろうろしていたら、
楽なスキャナーがあり、これに取り込めれば、本が捨てれるのではないかと考えて、このスキャナーを買おうと思っております。