淡彩の世界2010/09/25 18:31


上記の絵は、昔、安野光雅さんのスケッチを模写したものです。

漫画の模写のことを記載して、漫画を通して、日本文化のことを概括して見ましたが、漫画の影響もさることながら、
絵の中では、水彩絵の具で描いた淡彩画が好きです。

油絵のギトギトした感じも時にはいいものですが、何といっても、はかなく可憐な感じを抱く淡彩の世界にひかれます。

他人に、自分の考え方を伝えるには、文章、音楽、絵、スポーツなどいろいろな手段がありますが、伝達できるツールと表現の幅があればある程、その人にとっての武器になりますし、相手も理解してもらえるものです。

常日頃、スケッチするという行為をしていますが、
絵の作風で、影響を受けた人は何人かおりますが、その筆頭にあげるとすれば、安野光雅さんです。

安野光雅さんは、1926年に島根県の津和野に生まれた、画家で独特の感性で表現する世界観に魅了されています。

Wikipediaでは、原色や派手な色をほとんど使わない淡い色調の水彩画で、細部まで書き込まれながらも落ち着いた雰囲気の絵を描く画家として紹介されています。

私は、彼の描く、最初中世の世界を扱った、旅の絵本に魅了され、その後ヨーロッパの一連の風景を描いた画風に、影響されました。

画風がちょうど、水墨画、日本画に通ずるものがあり、スケッチ的な速さで、温かい目で世界をとらえる作風が秀逸です。

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