食生活について2023/05/28 19:41

会社を卒業してから、はや60日になろうとしております。

定年退職後の大きな変化は、いろいろありますが、
一番大きな影響は、食生活の変化では無いでしょうか?

食生活は、通勤時間の長い人や、残業の多い人にとって、朝食、夕食を取得する事が不規則で、朝は寝坊したいばかりに、食事を抜いたり、毎日遅くまで残業をする人に取っては、帰宅後の食事は、酒のつまみを嗜む程度で簡単に済ます人が大半です。

日々の食生活では、唯一規則正しく取られたであろう食事は、昼食でして、サラリーマンであれば、午後12時から午後13時までは、ルールで定められたサラリーマンの権利、休息時間で、その時間を同僚と一緒に食事をする機会が多くありました。

定年退職後は、通勤時間がありませんので、朝食をしっかり取る時間を確保することができるし、夕食は必ず決められた時間にとる事ができるようになります。

そして、昼食についても、規則正しくとる事ができるようになって、
3度3度の食事すべてを自宅で食することができるようになります。

ここに、亭主が、毎度毎度、食事を自宅でとるようになると、奥さんにとって、簡単な朝食の準備は崩壊し、昼食の準備も行わなくてはいけなくなるので、旦那のいない、朝食から昼食の時間帯の気楽で伸び伸びする時間がなくなってしまいます。
従って、奥さんの負担は、夫の退職とともに、高ストレスとなって、どこか変調がくるようになります。

定年退職後の一番大きな試練は、この3度の食事をいかに快適にして夫婦で分担していくかにかかっています。

もっとも、潤沢に老後の資金のある人は、3度の食事の1回や2回は外食をする人も居るでしょうが、その行動が積もり積もって、金銭的にも健康的にも日々の生活は破壊し、挙げ句の果てに、塩分の取り過ぎによる、高脂血症、高血圧など成人病に陥り、不幸な人は、癌になる確率が高くなってしまいます。

老後の資金が潤沢な人でも、外食やインスタントに頼る人は、早期に健康を害していきますので、
退職、離職後、老後の食生活をいかに充実していくかが、長寿への第一歩であります。

夫婦の協力が、いかに生きるか、いかに老いるかの健康へのバロメーターになりますので、退職前から料理を男でも作れるように訓練が必要ですし、時間の使い方も検討しておく必要があります。

今日、取り上げました内舘牧子さんのエッセイですが、彼女はいい加減な食生活の末に、臨死体験をするほどに、生死の境をさまようのですが、自分で、食事を作るようになって、生還して、改めて「食は命」を実感し、医食同源を実践しております。

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