大雪で2018/02/12 20:43

先週、ひさしぶりに、エルビスさんと再会しました。

元会社の上司ですが、いつも気にかけていただき、年に4回から5回の情報交換をさせていただいています。

2000年頃の建設不況の時代、元の会社も大きく傾いてしまい、社員の5人に4人は、早期退職を選択したり、次の人生を模索して転職していきました。

東京出身者でなければ、どの人も故郷がありますが、大学出身者の多くは、18歳の時に、故郷を後にして、大学のある都会に移動したり、東京の大学で新しい生活を送ります。

わずか、18年の故郷の生活ですが、そこで過ごした日々は濃厚であったのか、いつまでも心に、思い出として刻まれております。

すべての規範や、ものの考え方、嗜好に至るまで、幼年期を過ごした場所で、自分の一生の基準が定めらるようです。

上野動物園のパンダは、シャンシャンの登場でとても賑わっていますが、熊も、最初に食べた食べ物が、その熊の終生の味覚の基準として備わるようです。

会社人生を歩んだ人も、最初に入った会社で、ものの考え方や規範が定められてしまうのではないかと感じております。

エルビスさんのみならず、入社して最初に同じ釜の飯を食った仲間は、時間、空間を離れても、瞬時に会話が成り立つし、安気な気持ちにさせられます。
このことは、幼年期に過ごした空間が、行動や思考を心にプリンティングしてしまう様に、会社でも同様の、行動や規範や思考が心に刻み込まれてしますのだと思います。

転職した人は、常に、次の会社はアウェーであって、安気さとは縁遠くなります。

元の会社を離れても、安気にいろいろなことを相談できる人が、側に居てくれる人生は、とても楽しく、充実しています。

出張で北陸は大雪でしたが、真白い雪に最初に足跡を残す、残されるのは、意味深いです。

65歳の再出発として、また、まっさらな白い雪の気持ちをもって、多くを吸収したり、描いたりしていきたいと思っています。

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