ピンチ鍋2017/12/03 20:05


あんなに、夏が居座って居たのですが、季節は急変しました。

今年の冬は、出足が早いようで、北海道では11月というのに大雪になって、12月次週から本格的に冬将軍がきて、日本海側や北海道は異常寒気が来るようです。

札幌転勤時代は、いつ頃雪が来るだろうかと、11月になるとそわそわして、スタッドレスタイヤにいつ換えるかが、会話の挨拶でした。

大学時代は、所属していた音楽サークルのコンサートは、
「雪が降るとロマンチックでいいね」とかいって、生活に根付いていないので、雪が降るのを楽しみにしていたものです。

それが、家族帯同で、札幌転勤になったとき、雪かきと通勤の厳しさに、しばし、その土地で暮らすのは大変だと感じました。

サラリーマンは、1ヶ月経つと自然と給料が出るものと、何も感じないで給料袋をもらっていました。

それが転職したときに、自分の社員を食わせるために、支払いの為に、顧客に頭を下げて、お金を振り込んでもらうために、訪問したり、次の仕事を取るために、ひたすら頭を下げて営業したり、給料遅配の状況にも陥ってしまって、社員に給料を出せない苦しい時代を経験しました。

サラリーマン以外の人では、当然日常の行為でしたが、雪の体験と同様に、生活に根ざして生きるのは、本当に大変だと、経験してみないと人生はわからないことが多いです。

もう、お金がなくて、次の入金まで暮らせないときに、冬の寒さを乗り切るために、
「ピンチ鍋」の情報を得たのはラッキーでした。

キャベツ、ニラ コンソメ、味噌。豚肉、ニンニク、そして蒸し中華麺のまさに、家計を脅かすことがなく、おいしくて、栄養もあり、おなかもいっぱいになる、「ピンチ鍋」

戦争を経験した人の「すいとん」のように、苦しい時代を乗り切った我が家の、秘蔵のレシピです。

ご賞味ください。

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