喧騒を巻き起こすライトアップ2012/06/10 21:02

 スカイツリーが開業して、江東区、墨田区の地域は、さらに騒がしくなってしまいました。

スカイツリーそのものが、存在感があり、否が応でも、空を占拠し始めて、空間を狭くしているのに、更に追い打ちをかけるように、夜は夜で、ライトアップをして、その存在をアピールし始めました。

スカイツリーの成長を、「東京太郎」という名前で、暖かく見守ってきたものとして、成長を喜び、その圧倒的な存在感を今更否定するわけではありませんが、
いかんせん、夜のライトアップがいただけません。

東京ワターのように、静かにその存在を照らすのなら許されるのですが、クルク回る、輝度の高いライトに、夜の静寂(しじま)が失われてしまいました。

堺正章さんの歌のように、人を恋したり、物思いにふけるときは、
「町の灯ちらちら・・・」でなくてはいけないのに、
くるくる回る光の渦に、ちらちら灯る街の灯が、夜も、昼間と同じ喧騒の世界になってしまいました。

スカイツリーが、自分の頭を、まるでくるくるパーのように照らしている、ライトアップをやめない限り、2度と帰ってこない、夜の静寂ですが、江東区、墨田区の人にとっては、その静寂を返してと、切に願うものであります。