山陰の樹木の豊かさ2012/05/13 20:57

 今年の連休もあっという間に終わってしまい、あわただしく1週間が過ぎました。
今日は久しぶりの快晴で、とても気持ちのいい一日でした。

梅雨前のこの時期は、北海道の7月のような気候で、暑くもなく寒くもなく、湿気もなくとても過ごしやすいです。
このすがすがしさを感じると、連休前半に訪問した、山陰地方を思い出します。

冬の日本海、寒く曇天の続く、じめじめしたイメージを、マスコミに植えつけられておりますし、山陰地方と言う名前すら、漢字では、「陰」の字が使われておりますので、さびれた、陰湿なイメージを抱いていたのです。

しかし、冬の自然を知らないことも幸いしてか、倉敷から足立美術館に至る山間の道を通って松江に抜けたことが良かったのか、ようやく芽吹いた新緑の木々を見るバスの旅に、その豊かな自然を満喫いたしました。

1729Mあるという「大山」ですが、米子に抜ける道中、伯耆の国である、米子地方から見た山の形が、富士山に似ているとかで、出雲富士などと呼ばれてもいますが、ごつごつとして姿を見せたり、優雅な撫で肩の山容を見せたり、さまざまな姿を見せてくれて飽きることがありませんでした。

北海道にも、豊かな自然がありますが、おもに針葉樹ばかりで構成された北国の山々と違って、山陰地方の山々は、針葉樹と広葉樹が入り乱れて生息しており、その植生の豊かさを感じました。

観光立国として日本をもっと観光に誘致しようとする動きがあります。

海外の人、とくにヨーロッパや北米の人に対して、東京、京都、奈良の次の観光として、広々した田園、雨の豊かさを感じる梅雨、広葉樹林の森の紹介など、食べ物や温泉以外に、まだいろいろ、山陰地方には売り物として豊かな自然があることを感じました。

また、この豊かな自然の山陰があることで、東京や日本そのものが支えられていることを知りました。