何事も経験2011/01/16 20:09

今日は、全国的に大雪であったようです。
東京は、夕方まで、雲ひとつない快晴で、今年一番の冷え込みとかでしたが、外に出ると、きりりとした空気が大変新鮮でした。

ニュースで、各地の大雪の情報を取り上げるにつけ、雪国を経験している人と、まったく経験していない人とでは、情報ひとつでも受ける印象が違うのではないかと感じます。

北海道で暮らした経験を持つ我が家では、テレビで雪国の情報が発信されるたびに、その当時 暮らしていた、その場所の空気や雪に閉ざされた気持ち、雪の冷たさ、雪が凍り付いて滑る感覚など、鮮明によみがえってきます。

人間の経験は、この感覚と似ていて、同じ経験をしたことがない人にとっては、なかなか、その情報を伝達することが難しいと感じています。

おじさんのおじさんたる由縁、長老が一目置かれるべき存在であるのは、このような経験量の差では無いかと感じます。

何回も勃興、荒廃している国や、歴史が浅い国が、無思慮、軽薄、無法であるように、経験、蓄積を重ねて来た、長い歴史を持ち.経験蓄積が豊富である、イギリスや日本のような、不文律の国が、凋落の道を歩み始めていることに、現在の政治の不毛さと危機感を感じます。