富士山とゲン担ぎ2021/03/07 18:47

皆さんは、ゲン担ぎをしたことがあるでしょうか?

ウィキペディアでは、下記の説明があります。
「験を担ぐ(げんをかつぐ)」は、ある物事に対して、以前に良い結果が出た行為を繰り返し行うことで吉兆を推し量ること。
また、良い前兆であるとか悪い前兆であるとかを気にする、
すなわち、縁起を気にすることや、縁起を気にして物事の成功を願った行動を行うこと。験担ぎ(げんかつぎ)、ゲン担ぎとも言う。

これに近い言葉として
「願掛け」という言葉があります。
こちらは同じくウィキペディアでは、
心身を清浄かつ堅固にし、なおかつ自身に苦行を課することで、
神や仏にその願いに対する真摯な姿勢を伝え、
その恩寵・霊験を期待するとともに、自らもその逆境を打破して
願いの実現に向けた精神的な決意を得ようとするもの

後者の場合は、好きなエビやビールを絶って健康の回復を願ったり、
食べ物でなくても、好きなプラモデル工作や車の運転を絶って、学業達成など願ったりします。
人と接して話を聞いたりすると。願をかけている人が意外に多いのに気づかされます。
しかし、ゲン担ぎと比較をすれば、願をかけている人は少ないです。

ゲン担ぎの行為は、日常の中に深く取り込まれていて、
例えば、下駄を履くときに鼻緒が切れたら、その日は不吉なことが起こるとか、
玄関を出たところで、黒猫が自分の前を横切ったら、不浄の道になるので、方角を違えて外出するとか、
霊柩車に出合ったら、その日はよいことが起こるとか、
人それぞれに吉兆のサインがあり、その人の生活の中にその発するサインをとらえて「ゲン担ぎ」の縁起を気に掛ける人は多いです。

それでなくても、毎朝、今日の誕生日占いとか、星座占いとかいって、
マスコミが今日の運勢を放送することにも若干の行動に制約を受けますので、これもゲン担ぎの1種なのかもしれません。

私が一番ゲン担ぎをするときは、新幹線に乗って富士山を見る時です。
快晴で、富士山がすっきりと顔を出している時であります。
この顔を見せてくれているというサインが、吉兆としてとらえているのです。

常日頃、人は選択を迫られることが多いです。
私の場合、どちらの方向に進んだらよいかとか、自分の判断が正しかったのか、これからどうしようかとか、いろいろ悩みを抱えたときに、
新幹線に乗る機会があるときに、窓側D席に座りゲンを担ぎます。

富士山が見えたら、これから行動しようとしている方向性が正しい、見えなかったり、曇っているときは、その選択の前途は、暗雲や試練がでると思ってゲンを担ぎます。

かみさんを貰うとき、就職をその会社に選択したとき、自分の進路を定めようとしたときなど、かなり富士山でゲン担ぎをしてきました。

この前、この写真は2月18日に大阪に行く途中の車内から撮った写真ですが、快晴の中、くっきりと富士山が顔を出してくれました。

きっと これから、いい方向に行くのではないかを思っております。