暑い夏に暑くなります2020/08/09 17:28

8月に遅い梅雨が明けたと思ったら、
猛烈な暑さに参っております。

今年は、コロナ禍に端を発して
身近な問題では、マスクによる熱中症が心配されますが、
多くの夏の行事も中止となり、異常な夏を迎えております。

特に暑い夏を迎えているのは、両大国であり、
アメリアと中国の対立です。

コロナの因縁から、中国製ハーウェイのパソコンや通信網から
大量の個人情報や国の情報が中国に筒抜けになっているであろう事が
発覚し、アメリカ陣営の国は、中国製の製品を使わない動きになっております。

今日掲載の写真は、勤続20年の時いただいた報奨金で、
約20年前にラスベガスに遊びに行ったときに購入した、
アメリカ娘のビキニフィギュアです。

写真右の様に、フィギュアに缶ビールを挟むことができ、
グラマラスなこの女性の体の部分が、ジョッキの手となって、
冷たい缶ビールを持たずにビールを味わうことができる、
アメリカの陽気さ、お色さと実用を兼ねた、アイデア商品でした。

この人形で、新婚旅行以来初めて訪れることができた海外、
ラスベガスや、ロサンゼルス
カジノのバニーガールを思い出すことができ、
ラスベガス土産として愛用しております。

アメリカに行った時、メイドイン・アメリカのお土産を買おうとして
その土地の土産品を物色したのですが、
20年前ですら、メイドインアメリカは見当たらず、
唯一このフィギュアがアメリカ製だと思って購入したのです。

後で見たら、台座の裏に、このすべての権利はアメリカに所属すると
また、PAD PEND 特許を取得しており、諸外国に対して、特許権を侵害している者に対し法的手段をとることができる状態であると記載がありました。
しかし、細かな字を読むと、製造は中国でした。

中国の模倣文化、製品を盗用してもその権利すら払わない思想は、
中国の歴史をひもとくと、時の権力者が、支配下の者に、
無償で、利益を提供してきた事に由来しております。
民は、コピー、模倣は、犯罪であるという思想がなく、統治者が、支配される者に富の分配を無償で行なうのが正当と考えております。

切り取り自由、コピーは自由 模倣に対して罪悪感のない国が、
20年前ですら、アメリカの製造の深部までメイドインチャイナでありました。

アメリカがいくら、中国に制裁を科しても、あまりに中国に依存してきてしまったので、喧嘩の勝敗は決まっております。

一方中国も、莫大なメイドイン中国で浸食した、大消費地を手放す事はしませんので、勝敗は決しようとはしないと思われます。
が、
切り取り自由の民、模倣に罪悪感を感じない民に、
「PAD PEND」で、知的財産を守ろうとする、アメリカを屁とも思わなくなっております。

日本も手を汚すことを忌み嫌う若者が増えており、
建設業や製造業より、きれいな仕事を選ぶようになっています。

日本民族が、経済をなおざりにコロナ対策をして、
製造業の中小企業がコロナで潰れかけてきておりますので、
このままの状態が続けば、製造品のほとんどは中国製となり、
アメリカの明日は日本だとひしひし感じるこの頃です。

これ以上、経済が停滞したら、いよいよ中国の傘下となり、
その未来は属国、そして中華の馬の口を捉えて
生きるようになります。

最近読んだ本
池上彰氏の「コロナウィルスの収束とは、撲滅でなく共存」という本が、
いい加減なマスコミ報道とは違って、本質を捉えております。
この本に記載の、
「正しい知識で、正しく恐れる」
「新しい知恵と工夫で新しい生活様式を手に入れる。」

そろそろそういう時代に入っております。

残暑厳しくて2020/08/15 09:30

残暑が厳しいので、熱中症に気をつけましょう。

日本では、
一日の交通事故数は、昨年の平均で1635人 一日の死者数は8.8人です。
年間では、3215人の人がなくられております。

2020年8月3日から9日の熱中症救急搬送人数は、6664人
2021年の同日では、15299人です。
一日の平均救急搬送者は、1000人から2000人です。

交通事故や熱中症に罹る確率よりも、コロナに罹る人および死亡する人は圧倒的に少ないのですが、なぜ恐怖感が拭えないのは、対する敵が
明確な形をもっていないからでしょうか?

コロナに罹るのを避けるために、交通機関を使わないで、自転車やマイカーに換えた話を聞くと、確率論的には危険度は増すので、滑稽に感じるのですが、マスコミが取上げるといかにもと納得し、情報が操作されています。

いま注目すべきは、
大阪の知事、東京都の知事、および沖縄の知事の動き、言動です。

国が、コロナ対策は地方の実情に照らして、それぞれの自治体で対策を取らせる方針に換えたのですが、
道州制度を導入して、地方自治を確立すると称えた大阪や、国に左右されずに東京を独自に動かすと宣言している都知事
国の安全の方針に逆らって、地方自治を運営してきた沖縄県

今まで国の方針と一線を画して動いており、国を動かしている自民党政権でありません。

一番悲惨なのは地方財源がない沖縄で、go toで金がほしくて、旅行者を閉め出すことを拒否できなく、しかし、コロナ感染で悲惨な状況に追い込まれた事です。

国の資金やいろいろな支援を受けたいのですが、
普天間基地移設問題で、国と対立をしてきたので、
援助の手を受けることができません。

これを、政権の転覆を謀る他の勢力が、
国の施策が無策とマスコミでは批判されているのです。

国に逆らって地方行政を進めてきたので、
沖縄の知事が頭を下げれば、技術支援、資金援助を受けれるのですが、
基地移転が絡んでいるので、容易でなく
コロナ患者や医療集団にしわ寄せが来ております。

同様の事は、大阪、東京でも同様の仕打ちを受けているのですが、、
地方財政が豊かでないと、国とは喧嘩ができないことがわかります。
国もお金がないと他国とは喧嘩できないのです。

国の関心事は、
国防であり、アメリカによる中国製品排除の恫喝にたいする対応
次期アメリカの大統領に対する調査 中東の流れ、日本とイランの関係
など山積みです。
選択を誤れば、日本は沈没です。

一歩として安閑といられる日はないのです。
残暑とはいえ、暑い夏がさらに暑く感じる毎日です。

自粛を続けると2020/08/23 08:07

外山滋比古さんが、他界されたことに触れませんでした。
7月30日に、96歳でしたから、男としては大往生かもしれません。
氏の著書から、多くの示唆と感銘を受けたので、
とりわけ惜しい人を亡くしたと感じます。

以前にも取上げましたが、
93歳で執筆された「知的な老い方」は、2017年2月に出版されたのですが、私が手に取ったときは
同じ年の、4月にはもうすでに6刷になっておりました。

誰もが逆らうことができない、老いというものに対して、知的に老うと言うことを称えた本で、今まで出版された本の集大成版の様に、様々な知恵が凝縮しております。
まさに暗中模索する老後の、懐中電灯、羅針盤の様な本であります。

思考やお金について氏の記載された内容には、大きく影響を受けました。
特にコロナ禍のこの時期には、「思考の整理学」は、読んでもらいたい本です。

日本の教育や、指導というものが、
引っ張って飛ばす訓練の中で、子供達を教育するので、
その結果が、グライダー人間を作ってしまっていると言うことです。
これは、操作する側からは大変都合が良い思想で、マスプロダクトに
多くの人材を提供することができます。

自分の力で考えて、飛ぼうとする飛行機人間でないので、
グライダー人間は、常に引っ張ってもらわないと
何もできない、どうしても依存心が出てしまいます。

今回のお盆の帰省についても、自分が自力で飛べない人間なので、
自粛か、帰省か一つでもぐらついてしまいます。
しかも、
自分の行動すら、方向性を定めてもらわないと動けない人がたくさんいて、
むしろ喜んで規制してもらおうと、国と県や都の方針が違うと、怖くて動けない判断できない自分を差し置いて、国に対して立腹したり、規制の依頼や依存をしてくるのです。

グライダー人間の、このことを考えるきっかけは、40年以上も前ですが、修士論文を書くときでした。

卒業論文までは、指導教官の下に、テーマを与えられて引っ張ってくれて論文を書いて卒業できるのです。
しかし、
これが、修士論文書く段階になると、簡単なブレスト以外、教官自身もわからない世界ですので、指導はできず、されません。

いろいろな論文を読む度に、
自分の関心事はすでに論文化されていて、どこをつついてもテーマが取られており、出口はおろか入り口さえ見えない時期があります。

いまのコロナと一緒で、誰かに引っ張ってもらわないといけないようになってきて、一定の方向に動いてしまう、一種の思想ファシズムに落ちいってしまうのです。
誰かにすがりたい、方向性を見せてもらいたいという一種の焦りと依存が
追い詰められて来ると出てきてしまうのです。

ここを抜けるには、自分で物事を考えて、自分の言葉、足で動くことです。
苦しくても動くことです。とにかく行動に出るのです。
3密を避ける行動以上に、自分の行動を自粛してしまうと、
一挙に思考ファシズム、依存ファシズムに入り込んでしまいます。


長い前置きでした、今日掲載した写真は、
山川直人さんの「コーヒーもう一杯」という本です。
たまたま、古本屋で1巻から3巻まであったのですが、
このマンガを見た瞬間に、この人は、スクリーントーンを使わないで、
すべての絵を、ペンで書いていたのです。

現在のマンガは、スクリーントーンを多用しないと成立しないほど、描画技術は高度です。

この人の漫画は、彼の作品を見ればわかるのですが、ひたすら無骨ですが、本当に人を愛する心が、無骨な作品の中に現れています。

彼を形容して、漫画界の吟遊詩人と評していますが、
本当に心線に触れて、心が和やかになります。

絶版本が多く、いまは、インターネットを駆使iして、
オンラインで彼の本を集めております。

一葉散って、天下の秋を知る2020/08/30 08:05

本日の写真は、昨年訪れたハンブルグ市庁舎です。

7年ぶりに戻ってきた 池井戸潤原作の半沢直樹のドラマが人気です。
この番組は、銀行を舞台にしたものがたりですが、
最後には、主人公の半沢直樹が「倍返し」と言って、
反勢力にめげずに、正義が勝つという、現代版水戸黄門であります。

2013年に好評だった番組が、また、今年ヒットするかという
大方の心配と不安を見事に払拭し、個性的な歌舞伎役者が
自由に、かつ顔芸というか、見栄を切る演技で大盛り上がりです。

7年前に返り咲いた、安部首相は、己の病魔に勝つことができず、
倍返しもできずに、舞台から退場するのは、さぞ辱したる思いでしょう。

半沢直樹のこのドラマを見るにつけ、孤軍奮闘する安倍首相とダブってしまっていました。
日本を案じ私利私欲のない、この政治家の思いが通じないのは、残念でした。

モリだのカケなどと言って、世間は騒いでいますが、
半沢直樹のドラマのように、身内から私利私欲に絡んだ連中がしかけた物事に
半沢は、果敢に立ち向かって、バンカーの良心を見せるのですが、
政治の世界は、手を染めた連中が、大和田のようにそっぽを向いて
一人に責任をかぶせる体制では、多勢に無勢でした。

政治家の権力をあざ笑うように、政府が官僚の責任を追及し始めたとたん、
コロナ禍となり、安倍首相始め、良識ある政治家が、これ以上、力をつけないように
次の首相に交代させるように、政府の方針に逆らって動かない官僚機構となり
笛吹けど動かない行政になり、打つ手、打つ手が後手となってしまいました。
まさに、官僚による「倍返し」をさせられてしまいました。

半沢直樹のドラマのように、上戸彩が演じる 半沢花が
屈託のない明るさで主人公を癒しているように
明るく、ノー天気な、安部さんの明恵夫人が、彼を心底支えているのですが、
世間の目が、自由な彼女の行動を制約するようになってから、
奥さんから見える世界が閉塞化してしまって
首相本人のエネルギーが失速してしまいました。
やはりこの時期、GO TOの先頭を立って動いていただきたかったです。

アメリカの大統領選挙ですが、大方の予測では、バイデン氏有利との報道ですが、
アメリカも本音と建前が違いますので、最後はどうなるかわかりません。
投票所にいって、アメリカの本音、白人の思いから、トランプを陰で入れる人が多いです。

アメリカ人の本音は、アメリカ ファーストであり、
アメリカに入植してきた順番で、人種差別が厳然と存在します。

白人の次に、黒人、そして南米人、その後に 日本人 アジア人です。
アメリカのいいところでもあり、悪いところでもあるのは、
人種差別も、お金を持っていれば、その差別から超越できることです。
(ただし、ガラスの天井は厳格に存在します。)

そのために、日本人はかろうじて、激しい人種差別に会いませんが、
アメリカを抜き去る行動に出ると、
ことあるごとに、戦争を仕掛けたのはアメリカですが、
パールハーバーだの、ジャップだのと言って差別されます。
アメリカは、お金があれば、何とかなりますが、
ヨーロッパは、階級が、すべてを決定づけますので、日本人はいまだに下層です。

世界を取り巻く情勢が、わかっていたのは、安倍首相で、
彼が、全方位外交と日本のお金、日本の静謐さ、清貧さを示したことで、
G7でも、G20でも、今までは、単にお金があるから入れてくれた世界に、
トランプとの仲介もできるということで、一挙に舞台の主役を日本が演じることができるようになりました。

ずるがしこい官僚機構の反逆
キリスト教を教義とし共通認識に立つ、ずるがしこい白人中心の世界からの日本の地位の転落
この不況で
アベノマスクという名目で助けた、ゆうちょ銀行も破綻し貯金封鎖のあと、
1000万までしか預金が保証されなくなり
GO TO やって、経済を動かすことも反対の国民感情、
30%も落ちた、株価とそれに伴う、企業利益の損失で、
65歳以上が40%にもなる日本の人口構成で、
年金機構の株の運用益もなくなって、大幅な年金がカットは必然で(実質上は、防疫税とか、地方復興税とかの名目にして取られる)

こんな世の中に、だれが泳いで、現状の生活を維持して、
日本の地位を落とさずに、やっていけるか
また、短命な首相を繰り返す時代に戻る感じがします。

この閉塞した社会の中では、求む「倍返し」です。