日本列島が異常に2018/07/08 20:16

写真は、浜離宮の鷹の御茶屋の写真です。
1795年頃建設された、将軍の鷹狩りの休憩所だったそうです。
徳川家慶から徳川斉昭の時代の様です。
パンフレットにも、将軍としか記載がないので、実際に使った将軍名はわからないようです。

この時代は、将軍継嗣問題や、海外との条約調印で、斉昭も失脚したり、その後の日本の激動の時代の幕開けとなった時代です。

このところの異常な天候で、西日本では、台風に伴う豪雨で甚大な被害がもたらされております。
日本中が異常気象で、災害の激動の幕開けを感じるのは、私だけでしょうか?

日本は、元々、不安定な土地で、台風や地震、津波など数多くの天災と向き合って生きてきた民族ですが、年々歳々、天災の被害が拡大してきたように感じます。

自然を恐れていた時代は、先達の言うことを守って、住んではいけない土地や祟りや恐れのある場所には、居を構えることは忌み嫌われてきました。

それが、西洋科学の導入で、人間の力が技術で自然に対抗できると思ったころから、土地の持つ意味も、町名変更で、土地の由来さえもわからなくなってきました。

谷地という地名は、昔から地盤が悪く湿地帯を示したし、
溜池山王の様に元々、池や沼地の場所の安寧を山王神社で祀られるようにした地名であるし、

水天宮という地名の周りは、昔は海に囲まれていたとか、
江東区の「江」は、 海や湖沼の陸地に入り込んでいる所。入り江を現しているし、
渋谷という名称は、川の合流点の谷底の町という意味であったり、
江戸の多くは、水や海、川に関係した地名で、雨が降れば、ひとたまりもなく、水没した土地でありました。

現在の防災マップ 洪水予想図では、銀座でも洪水によって50cmも水位が上昇することが明記されています。

東京で安全なところは、昔から水がなくて開墾の遅れた、新宿や田無など、地名がそのまま体を現しているところだけです。

下記に東京都が洪水ハザードマップを公表しております。

http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jigyo/river/chusho_seibi/index/menu03.html

昔の賢者の知恵や教えを守らずに、来てしまった我々は、もう一度謙虚に自然と共生すべき時代かもしれません。