東京の刺激、地方の安寧2018/07/01 08:24

北海道の夏を見たせいか、
急に東京の郊外の夏を見たくなりました。

結婚生活を初めて、子供をもって、札幌に転勤になるまでの間、
東京の奥地、(東京は、いつまでもだらだらと、西に広かった地域です)に住んでいましたので、奥多摩や御嶽山、そして、この小金井公園や、府中などの自然に触れておりました。

かみさんが、テレビで、小金井公園内の「とうきょう建物園」が賑わっているとの情報をつかんだので、早速行ってみることにしました。

夫婦そろって還暦を過ぎた頃から、できる限り歩くこと、見聞を広げることをモットーにしております。

歩くことに関しては、「階段を見たら薬と思え!」
「早足で歩く」を念頭に、エスカレーターの登りはもちろん、立ち止まらずに歩きますし、エレベーターも疲れるまでは乗らないことにしております。

見聞を広げることに関しては、東京に住んでいると、こんなに自然にあふれているし、文化財や昔からの遺産がたくさんあって見るところがたくさんあることを知ります。

地方に転勤したことがある人にはわかることですが、札幌の100万を超えた都市でも、名古屋の300万を超えた都会でも、刺激があるものが少なく、美術館、博物館を始め、都市のアメニティが少ないことを感じます。
最初は楽しくても、3年を過ぎる頃には、ジャガイモの花が開いて感動した気持ちも、牛や山羊の鳴く声に感動した気持ちも飽いてきてしまいます。

また、地方の交通機関の利用料金は高いのですが、東京では、周遊券や、土日だけ安く乗れる券や、地下鉄の回数券を利用すれば、170円区間も、140円で乗れるようにサービスを提供しております。

これに、どの入園券も、老人割引がきくのです。

東京で生まれて育った人や、生まれた環境が田舎の農家だった人はは、還暦を過ぎて、地方に転居する人が多いですし、軽井沢や清里などの別荘地に新居を構え移住した人は、私のギター仲間でも多いです。
札幌や名古屋、地方の町屋に育ったものとして、
私たち夫婦の老後の理想は、地方と都会の両方に拠点を持って、都会の刺激と地方の安息・安寧を享受できる環境に、持っていくことが一番と思っています。
都会で疲弊したり、地方に引っ込んで、刺激もなく、痴呆になるのが一番避けたいことです。

いまは、老後の楽しみ前の練習で、毎週のように、夫婦で、都心や東京近郊を、安価な交通機関を利用して、飲料水も持参して、いかに格安に文化や刺激、安息を享受するかが楽しみです。

さて、35年ぶりに訪れた、「とうきょう建物園」ですが、建築家の前川圀男氏の邸宅や、三井八郎邸は、この時代には、突出した感覚がありますが、高橋是清の大邸宅は、ただ広い家という感じでした。
昭和の看板建築など、武蔵野の緑の中を楽しむにはいい場所でした。

日本列島が異常に2018/07/08 20:16

写真は、浜離宮の鷹の御茶屋の写真です。
1795年頃建設された、将軍の鷹狩りの休憩所だったそうです。
徳川家慶から徳川斉昭の時代の様です。
パンフレットにも、将軍としか記載がないので、実際に使った将軍名はわからないようです。

この時代は、将軍継嗣問題や、海外との条約調印で、斉昭も失脚したり、その後の日本の激動の時代の幕開けとなった時代です。

このところの異常な天候で、西日本では、台風に伴う豪雨で甚大な被害がもたらされております。
日本中が異常気象で、災害の激動の幕開けを感じるのは、私だけでしょうか?

日本は、元々、不安定な土地で、台風や地震、津波など数多くの天災と向き合って生きてきた民族ですが、年々歳々、天災の被害が拡大してきたように感じます。

自然を恐れていた時代は、先達の言うことを守って、住んではいけない土地や祟りや恐れのある場所には、居を構えることは忌み嫌われてきました。

それが、西洋科学の導入で、人間の力が技術で自然に対抗できると思ったころから、土地の持つ意味も、町名変更で、土地の由来さえもわからなくなってきました。

谷地という地名は、昔から地盤が悪く湿地帯を示したし、
溜池山王の様に元々、池や沼地の場所の安寧を山王神社で祀られるようにした地名であるし、

水天宮という地名の周りは、昔は海に囲まれていたとか、
江東区の「江」は、 海や湖沼の陸地に入り込んでいる所。入り江を現しているし、
渋谷という名称は、川の合流点の谷底の町という意味であったり、
江戸の多くは、水や海、川に関係した地名で、雨が降れば、ひとたまりもなく、水没した土地でありました。

現在の防災マップ 洪水予想図では、銀座でも洪水によって50cmも水位が上昇することが明記されています。

東京で安全なところは、昔から水がなくて開墾の遅れた、新宿や田無など、地名がそのまま体を現しているところだけです。

下記に東京都が洪水ハザードマップを公表しております。

http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jigyo/river/chusho_seibi/index/menu03.html

昔の賢者の知恵や教えを守らずに、来てしまった我々は、もう一度謙虚に自然と共生すべき時代かもしれません。

夏はスィート2018/07/16 18:44

この3連休は、東京は猛暑でありました。
ぐったりしていると、余計にぐったりします。

大洪水に遭遇された方々には申しわけないですし、ボランティアへも参加できませんし、テレビで、フウフウ、暑い暑いと言っているばかりで、何も支援もできない自分を尻目に、猛暑だけが覆い被さっています。

LINEで、大学の同級生から、65歳になったという報告を聞き、
「そうだあいつは俺より若く、現役入学だったのか!」と知らされ、彼我の人生の時の流れの早さを感じております。

一年を通して、冷菓スィーツをよく食べます。
うる妻が、幸いなことにこまめで、よく冷菓を作っておいてくれるので、食後のデザートがリッチです。

牛乳が余れば、牛乳をつかった「杏仁豆腐」を作ったり、抹茶の粉が古くなれば、「抹茶ババロア」を作ったり、市販の粉を混ぜるだけで、作れる「ゼリー」を作ったりして、食卓を飽きさせないです。

街に出て、お金に余裕があるときは、といっても、年に1~2回食すことができれば、御の字ですが、
マンゴーパフェや、フルーツパフェ、クリーム餡蜜など食べて。ささやかな食道楽に浸ります。

昨年、イタリアに旅行したときに、格安のホワイトプリンの粉の素が売っており購入して来ましたが、さっぱり、作り方が何を書いているかわからず、自己責任で、自分でこのプリンを作ることになり、四苦八苦しました。

イタリア語を、ネットの翻訳コーナーで調べて、ようやく作ったのですが、
牛乳は、砂糖が入った粉末を混ぜると、沸点があがり、牛乳独特の膜ができないことを発見しました。

何でも自分で、些細なことでも行動してみると大きな発見があることがわかりました。

さて、最近は、砂糖の取り過ぎに注意していますので、健康デザートを開拓しました。

堅いヨーグルト(明治ブルガリアヨーグルトなど)と、柔らかいヨーグルト(四つ葉、とろっとヨーグルトなど)を混ぜて、それに、パイナップルのブロークン缶詰の果肉の切れ端を、3~4切れ、
甘みが欲しい時は、缶詰のシロップをちょっといれて食します。
2種類のヨーグルトを混ぜることで、絶妙な味に変化します。

おいしくて、大腸に善玉菌が増えて、しかも通じが良くなり、健康になるデザートです。

友人とも、いつまでも健康でいられることを願っています。

暑い日は、いろいろ工夫すると、いいものです。