ようやく: 新 おじさん雑感 （仙人ー俗人）

ようやく　いろいろ落ち着いて来ました。
これもやっと巨人が勝ち始めた事が大きな要因かもしれません。

このブログの管理画面を見たら、アクセスランキングが、いつの間にか、４桁から、３桁にしかも５００位内にランクインしてきました。

過ぎていく日常の一瞬でもとりとめておこうと、その時、その場で感じた事を。絵や文章にして書き留めていますが、ブログを読んでくださる方がいると想うと、生きている実感を感じ励みになります。

先週末は、母親の１０回忌で、田舎に帰省しました。
兄が他界した後で、続けざまに母も亡くなり、いろいろな事が有り、あっという間の１０年でした。
仏教では、７回忌が一区切りで、諸事の法要は終わるようですが、神道の場合は、１０年を持って一つの区切りとするようです。

久しぶりに、お墓を訪れると、いままで見えなかった周りのことが目につく様になりました。

４０年ほど前の頃、市の区画整理の一貫で先祖の墓が壊され、いまのお墓に移転させられたときは、我が家のお墓の周りは、まだまばらでした。
お墓の横に、痩せた桜の木が一本植えてありました。

このお墓になってから、兄、母を含めて４人の野辺送りをしました。
いままでは、身内の不幸のことばかり考えていたのですが、今回、１０回忌を迎えることができ、はじめて、お墓の周りのことが目に入ってきました。

この墓地も、いつの間にか墓が増えたことと、我が家のお墓の横に植えられていた、桜の木が、巨木になっていたのです。

いまは、義姉が墓守をしていたくれますが、いずれ時が経てば、墓守する人もいなくなって、いつの間に荒廃していくと感じています。
（もっとも、次男として分家した私は、この墓に入ることも権利もありません。）

しかし、我が屋の墓の横の大きく成長した桜の木を見て、この桜が、毎年花を咲かせて、未来への法要を毎年してくれると想うと、思わず桜の木によろしくと頭を下げて、東京に戻ってきました。