誕生日 還暦2012/12/09 21:35

昨日は、誕生日でした。
そして、還暦を迎えたわけです。

平均寿命が伸びたので、還暦を迎えても、歳をとったなという実感も、社会的にも一応、定年を迎えるという実感が今ひとつです。

しかし、来年より雇用形態が変わったり、周りの人の応対や、年金の手続きなどの書類が来るたびに、還暦を実感させられます。

誰もが来る道ですが、自分が50歳の時には実感しなかった、このなんとも言えない気持ちはなんでしょうか?

50歳の坂が見え始めた時に、もう一弾の転進や狂おしいパッションを感じたり、考えていた時期と違って、今は、静かなファイトに変わっています。

今日は、添付の絵も、還暦にちなんで、墨絵を掲載しました。
まだ、習作の段階ですが、色のない世界も何か素朴な感じがします。

山岳小説家の新田次郎さんのように、6年年余の定年までの時間を残して、自らの気象庁での定年を決め、それから、作家に転身した人もありますが、新田次郎さんは、在職中から作家として売れていましたので、未来も現在の延長の中でしか選択できないことだけが認識されます。

40年余も、クラシックギターを弾いていますが、私のレベルでも、他の人が一から定年から何かをはじめるには遅すぎて、何かをものにするには、日頃の活動が、還暦をすきてから花開いてくるものだと感じています。

何が、得意か、何が興味があるかを見極めて、さらなる極みに邁進したいと、静かなファイトを感じています。