成長が楽しみな東京太郎2010/05/09 21:29

墨田区に建設中のスカイツリーが、にょきにょきと日ごとに高さを増してきて、その全貌を現してきました。
墨田区に隣接する、わが街、江東区でも、その存在が目立つようになってきました。
スカイツリーの設計は日建設計、施工は、大林組、あと2年後に完成とのことですが、その頂部に取り付けられる、アンテナは、日立電線とのことです。
私の友人に、某メーカーの友人がおりますが、かれの会社は、日本全国の鉄塔およびアンテナでは、絶大なるシェアを持っておるのですが、日立電線の入札価格には及ばなくて、この世紀の建築物の施工に参加できなかったと残念そうに話しております。
通常、建設を行う現場は、近隣、および通行人の安全のために、仮囲いを行って、内部の建設の状況を垣間見ることができません。また、いつも周囲の目に、建設途中のビルを見せて施工しておりますと、完成した時の感動がありませんので、完成時のインパクトを与えようと、わざと、目隠しパネルや仮囲いを行って完成時までその全容を見せないでいる現場も多いです。
今回の、スカイツリーの建設は、巨大で、完成まで、目隠しパネルで、その全容を隠すことができないので、建設途中から、その施工状況を確認することができます。実際、押上の現場に足を運びますと、その迫力に圧倒されます。建設することに長年携わっている、おじさん建築家軍団でも、其の威容さに圧倒されるのですから、建設途中をはじめから見ることのできる、一般の人に与える迫力、影響力はいかほどのものがあるか、現場の川を隔てた道路側から見物する人の歓声を聞くにつけ、図り知れないものがあります。
このように、圧倒的存在で、成長しているスカイツリーに対して、墨田区、江東区の人たちは、「東京太郎」というい愛称で、その成長を楽しみにしています。
外来語のスカイツリーなどという貧相な名前でなく、一人の人格を持った、東京で生まれた日本一の子供、「東京太郎」ほど、彼にふさわしい名前なないでしょう。
どの人も現場に足を運べば、子供の成長を見守る親の気持ちが芽生え、自然と、この建造物は、スカイツリーでなくて、建築物を超えた、一人の人格を持った、「東京太郎」だと実感するでしょう。
竣工は、2011年12月とかでありますが、墨田区、江東区の住民は、東京太郎の成長を毎日楽しみに暮らしています。