奥の細道紀行 その3 山寺編 ― 2023/11/18 19:51

2泊3日の奥の細道紀行では、秋保温泉に1泊目に宿を取りました。
最初は、せっかく松島に行くのですから、もう一日足を伸ばして散策しようと思ったのです。
しかし、仙台に泊まっても、ただの都会で、なにも風情もありませんので、近郊の温泉を調べましたら、秋保温泉、作並温泉、鳴子温泉等が候補として上がりました。
この中で、秋保温泉の「ホテル瑞鳳」が、比較的値段も手頃で、
一番人気でありましたので、初日の宿をここに決めました。
宿を決めたまでは良かったのですが、温泉周辺の観光地は
「磊々峡」を覗いて、車がないと移動できない場所にありました。
バスの時刻なども調べましたが車がないと移動が困難とわかり、秋保温泉周辺観光を止めて、なにげに地図を眺めていましたら、秋保温泉の宿は、愛子駅(あやしえき)に近く、ここから仙山線で、山形県の山寺まで近いことを発見いたしました。
山寺は、立石寺で有名ですが、ここをが有名になったのは
松尾芭蕉が元禄2年5月27日(1689年7月13日)に出羽国(現在の山形市)の立石寺(山寺)に参詣した際に詠んだ発句。
「閑けさや 岩に染み入る 蝉の声」の俳句で有名であります。
この立石寺の開山堂や五大堂からの眺めは秀逸で、多くの旅番組がテレビで放映されております。
高齢者に否応なしになってくると、健康でいつまで歩くことができるか、
若いときと同じように行動できるかは重要なテーマになります。
確実にやってくる老いとの戦い、しかもこの戦いは、毎年確実に、年齢を経る毎に敗北していくのですが、
いかにこの敗北を遅らせるかが、日々の健康に対する精進です。
健全に歩けるうちに、訪問するのになかなか体力の必要な場所を、真っ先に制覇しようと退職前から計画を立てているのですが、
三大峻険場としては、下記の3カ所があげられます。
1.羽黒三山 2246段
2.金刀比羅宮 御本宮までは785段、奥社までは合計1368段。
3.立石寺 1115段
このうち、金刀比羅宮は、本宮までの785段で、奥の院に行くことは、早々に、在職中は今より体力が無くて、リタイヤしましたが、
今回、立石寺に挑戦することができました。
来年は、羽黒三山を訪問すれば、階段がきつい神社巡りの有名処は、踏破できます。
そのほかには、日本一の階段として有名な、熊本の天台宗の釈迦院 3333段のあります。
歩けるうちに楽しみたい階段の美しい神社、仏閣はでは、そのほか、
久能山 東照宮、群馬県の榛名神社、妙義神社、奈良県の長谷寺などあります。
すでに踏破した場所としては、神奈川県足柄の大雄山最乗寺 京都 伏見稲荷、江ノ島の江ノ島神社などがありますが、毎年様々な場所を訪れる旅は、テーマを決めれば日本だけでも無限に広がります。
さて ホテルの朝食も昨夜と一緒、バイキングでしたが、キャッチフレーズに違わない豪華な品揃えでした。
昨日、暴飲暴食をしたのですが、健啖、破壊的な消化力と食欲で、朝食もたらふく食べてチェックアウトしました。
あいにく、愛子駅に行くバスが、仙山線の電車の時刻と合わないので、
朝8時半に、タクシーを呼んでもらって、宿を発ちました。
地図上では、愛子駅に対して、情報も知見もないので寂れた町のように感じておりましたが、
ショッピングセンターはあるし、住宅街は充実していて驚きました。
電車の時刻表で確認したところ、仙山線で、仙台から山形まで行く電車は、1時間に一本しかないのですが、愛子駅から仙台に行く電車は、結構頻繁に出ており、しかも30分で仙台駅まで行け、ここの駅は、なんと仙台市青葉区でありました。
ここでも、知見のない、無知は恥だと感じました。
予定委通り、8時46分にきた電車にのって、9時半に山寺に着きましたら、この駅だけ、ぞろぞろと観光客が降りたのではないですか!
しかも、日本人の方が少ないぐらいに、西欧米人、韓国、台湾、中国、東南アジアの人でごった返していました。
日本人ですら、やっとの思いでくる人里離れたこの地を、どこで情報を知るのか、わざわざ辺鄙な土地まで来るのには、日本の景勝地は世界中に認知されていると感じました。
山寺の概要については、下記のホームページを見ていただくことにして、
https://www.yamaderakankou.com/
登山口から根本中堂を経て、山門で300円を払って、
さあ、ひとまず有名な五大堂に行く前に、1015段の階段を上って奥の院を目指しました。
(金比羅さんの方が、階段数は少ないがきついとの事です。)
この日は、火曜日にかかわらず、世界中から来た観光客や、修学旅行の女学生の集団、小学校の遠足集団など、いろいろな人に出会いました。
奥の院で参拝をしたあと、開山堂を通って、五大堂から、
山寺の町並みを見たときは、思わずその景観のすごさに圧倒されました。
西洋社会等では、昔日、その宗教の持つ思想や行動に危機感を抱いた民衆が、思想そのものを唾棄し宗教が広がってしまうことを危惧しておりましたので、彼らの聖地は、ギリシャのメテオラにしても、トルコの洞窟廟、修道院、フランスのモンサンミッシェルなど、人里離れた所に、人が容易に近づけない所、人の来訪を拒否した所にひっそりと存在し、見つからないようにひっそりと存在して来る者を選別いたします。
これが、日本の神社仏閣では、
修行の場として、人里離れた所にあるのですが、どの人も意志を持った人ならオープンになっており、アクセス可能な場所にあり
また、お百度参りといって、険しい山道や階段を何回も登ることで、
自然に足腰が鍛えられて健康になる効果や、願いが叶う御利益があります。
多くの観光客に混じって、あえぎあえぎ、拝観コースをたどっていくと
一体感が生まれて、同時に見た五大堂からの景観に、疲れが一挙に霧散いたしました。
今度来訪するときは、10年後の80歳ぐらいと思うので、
またその頃も健脚であること、来訪するチャンスに恵まれることを願って下山いたしました。
約2時間から3時間程度かかる立石寺拝観ですが、
仙山線は単線ですので、電車の遅れが多々あり、山寺から仙台に行くの帰りの電車は後れてきたので、松島入りの日程が、1時間短縮することができました。
ツアーでない、単独企画の旅は自由度があってやみつきになります。
次回は、松島編に進みます。
最初は、せっかく松島に行くのですから、もう一日足を伸ばして散策しようと思ったのです。
しかし、仙台に泊まっても、ただの都会で、なにも風情もありませんので、近郊の温泉を調べましたら、秋保温泉、作並温泉、鳴子温泉等が候補として上がりました。
この中で、秋保温泉の「ホテル瑞鳳」が、比較的値段も手頃で、
一番人気でありましたので、初日の宿をここに決めました。
宿を決めたまでは良かったのですが、温泉周辺の観光地は
「磊々峡」を覗いて、車がないと移動できない場所にありました。
バスの時刻なども調べましたが車がないと移動が困難とわかり、秋保温泉周辺観光を止めて、なにげに地図を眺めていましたら、秋保温泉の宿は、愛子駅(あやしえき)に近く、ここから仙山線で、山形県の山寺まで近いことを発見いたしました。
山寺は、立石寺で有名ですが、ここをが有名になったのは
松尾芭蕉が元禄2年5月27日(1689年7月13日)に出羽国(現在の山形市)の立石寺(山寺)に参詣した際に詠んだ発句。
「閑けさや 岩に染み入る 蝉の声」の俳句で有名であります。
この立石寺の開山堂や五大堂からの眺めは秀逸で、多くの旅番組がテレビで放映されております。
高齢者に否応なしになってくると、健康でいつまで歩くことができるか、
若いときと同じように行動できるかは重要なテーマになります。
確実にやってくる老いとの戦い、しかもこの戦いは、毎年確実に、年齢を経る毎に敗北していくのですが、
いかにこの敗北を遅らせるかが、日々の健康に対する精進です。
健全に歩けるうちに、訪問するのになかなか体力の必要な場所を、真っ先に制覇しようと退職前から計画を立てているのですが、
三大峻険場としては、下記の3カ所があげられます。
1.羽黒三山 2246段
2.金刀比羅宮 御本宮までは785段、奥社までは合計1368段。
3.立石寺 1115段
このうち、金刀比羅宮は、本宮までの785段で、奥の院に行くことは、早々に、在職中は今より体力が無くて、リタイヤしましたが、
今回、立石寺に挑戦することができました。
来年は、羽黒三山を訪問すれば、階段がきつい神社巡りの有名処は、踏破できます。
そのほかには、日本一の階段として有名な、熊本の天台宗の釈迦院 3333段のあります。
歩けるうちに楽しみたい階段の美しい神社、仏閣はでは、そのほか、
久能山 東照宮、群馬県の榛名神社、妙義神社、奈良県の長谷寺などあります。
すでに踏破した場所としては、神奈川県足柄の大雄山最乗寺 京都 伏見稲荷、江ノ島の江ノ島神社などがありますが、毎年様々な場所を訪れる旅は、テーマを決めれば日本だけでも無限に広がります。
さて ホテルの朝食も昨夜と一緒、バイキングでしたが、キャッチフレーズに違わない豪華な品揃えでした。
昨日、暴飲暴食をしたのですが、健啖、破壊的な消化力と食欲で、朝食もたらふく食べてチェックアウトしました。
あいにく、愛子駅に行くバスが、仙山線の電車の時刻と合わないので、
朝8時半に、タクシーを呼んでもらって、宿を発ちました。
地図上では、愛子駅に対して、情報も知見もないので寂れた町のように感じておりましたが、
ショッピングセンターはあるし、住宅街は充実していて驚きました。
電車の時刻表で確認したところ、仙山線で、仙台から山形まで行く電車は、1時間に一本しかないのですが、愛子駅から仙台に行く電車は、結構頻繁に出ており、しかも30分で仙台駅まで行け、ここの駅は、なんと仙台市青葉区でありました。
ここでも、知見のない、無知は恥だと感じました。
予定委通り、8時46分にきた電車にのって、9時半に山寺に着きましたら、この駅だけ、ぞろぞろと観光客が降りたのではないですか!
しかも、日本人の方が少ないぐらいに、西欧米人、韓国、台湾、中国、東南アジアの人でごった返していました。
日本人ですら、やっとの思いでくる人里離れたこの地を、どこで情報を知るのか、わざわざ辺鄙な土地まで来るのには、日本の景勝地は世界中に認知されていると感じました。
山寺の概要については、下記のホームページを見ていただくことにして、
https://www.yamaderakankou.com/
登山口から根本中堂を経て、山門で300円を払って、
さあ、ひとまず有名な五大堂に行く前に、1015段の階段を上って奥の院を目指しました。
(金比羅さんの方が、階段数は少ないがきついとの事です。)
この日は、火曜日にかかわらず、世界中から来た観光客や、修学旅行の女学生の集団、小学校の遠足集団など、いろいろな人に出会いました。
奥の院で参拝をしたあと、開山堂を通って、五大堂から、
山寺の町並みを見たときは、思わずその景観のすごさに圧倒されました。
西洋社会等では、昔日、その宗教の持つ思想や行動に危機感を抱いた民衆が、思想そのものを唾棄し宗教が広がってしまうことを危惧しておりましたので、彼らの聖地は、ギリシャのメテオラにしても、トルコの洞窟廟、修道院、フランスのモンサンミッシェルなど、人里離れた所に、人が容易に近づけない所、人の来訪を拒否した所にひっそりと存在し、見つからないようにひっそりと存在して来る者を選別いたします。
これが、日本の神社仏閣では、
修行の場として、人里離れた所にあるのですが、どの人も意志を持った人ならオープンになっており、アクセス可能な場所にあり
また、お百度参りといって、険しい山道や階段を何回も登ることで、
自然に足腰が鍛えられて健康になる効果や、願いが叶う御利益があります。
多くの観光客に混じって、あえぎあえぎ、拝観コースをたどっていくと
一体感が生まれて、同時に見た五大堂からの景観に、疲れが一挙に霧散いたしました。
今度来訪するときは、10年後の80歳ぐらいと思うので、
またその頃も健脚であること、来訪するチャンスに恵まれることを願って下山いたしました。
約2時間から3時間程度かかる立石寺拝観ですが、
仙山線は単線ですので、電車の遅れが多々あり、山寺から仙台に行くの帰りの電車は後れてきたので、松島入りの日程が、1時間短縮することができました。
ツアーでない、単独企画の旅は自由度があってやみつきになります。
次回は、松島編に進みます。
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