設計施工について ― 2011/05/15 20:31
日本建築学会発行の2011年4月号建築雑誌に、「戦後の日本のデザイン×ビルドの展開」という講義レポートがありました。
話し手は、内田祥哉 元東大の建築の先生です。
私たちが学生の時は、建築工法や建築生産についての本を多く書かれており、少なからず影響を受けたものです。
彼の言質の中で影響を受けたものの一つに、間違っているかも知れませんが、「設計施工分離」を唱っていたように感じます。
この設計施工分離が学生を卒業後もトラウマのように心に刻み込まれ、ゼネコンで設計を営むことにずっと疑問を持ってきました。
今回、内田先生の語りを拝見すると、設計施工も建築生産の形態だと思うようになったということが書かれていました。
実際に設計を完全に独立させることは、大変なことが分かってきたと述べています。
姉歯事件を振り返るまでもなく、設計に対する発注図書を完全に書けない現状では、設計責任は常にあいまいです。
家具にしても、彫刻にしても、エレベーター、エスカレーター、ユニットバスにしても、設計であっても製造物責任を持っているということで、設計施工をわけることができないと言ってます。
大学を卒業してから、定年をあと2年余で迎えるにあたって、設計の独立性いとは何か、また、
この雑誌を読んでから、設計施工の分離の意味をもう一を考え直す時期に来ているように感じています。
話し手は、内田祥哉 元東大の建築の先生です。
私たちが学生の時は、建築工法や建築生産についての本を多く書かれており、少なからず影響を受けたものです。
彼の言質の中で影響を受けたものの一つに、間違っているかも知れませんが、「設計施工分離」を唱っていたように感じます。
この設計施工分離が学生を卒業後もトラウマのように心に刻み込まれ、ゼネコンで設計を営むことにずっと疑問を持ってきました。
今回、内田先生の語りを拝見すると、設計施工も建築生産の形態だと思うようになったということが書かれていました。
実際に設計を完全に独立させることは、大変なことが分かってきたと述べています。
姉歯事件を振り返るまでもなく、設計に対する発注図書を完全に書けない現状では、設計責任は常にあいまいです。
家具にしても、彫刻にしても、エレベーター、エスカレーター、ユニットバスにしても、設計であっても製造物責任を持っているということで、設計施工をわけることができないと言ってます。
大学を卒業してから、定年をあと2年余で迎えるにあたって、設計の独立性いとは何か、また、
この雑誌を読んでから、設計施工の分離の意味をもう一を考え直す時期に来ているように感じています。
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