はや6月も5日目2011/06/05 22:06

6月もはや、5日を過ぎてしまいます。

先週は金曜日の夜から、軽井沢にいって、土曜日のゴルフを楽しみました。
ゴルフは、金も時間も浪費するスポーツで、利益よりも、100害があるほうですが、一年に一回、気の置けない仲間と一緒に回るゴルフを通しての同窓会は、実に楽しいものです。

この同窓会も、同じプロジェクトを完成させたという、同じ釜の飯を食った仲間の集まりですが、やはり、ただ会って話をするより、ゴルフを通して、初夏の一日を過ごすことは、プロジェクトで一緒に仕事をしていた時間が戻るようで、気軽に話ができて楽しいものです。

心配された、台風の影響も、東京では雨模様であったようですが、軽井沢では、霧には遭遇しましたが、幸い雨に降られずに旧交を深めることができました。

たかがゴルフ、されどゴルフですが、熱狂するゴルフ好きの人を見ると、一歩も二歩も身を引いてしまう自分がいるのですが、ゴルフの効用もやっとわかりかけてきました。

一期一会を感じます。

似顔絵に寄せて2011/06/11 18:45

子供たちが、新しくできたショッピングセンターで、似顔絵を書いてもらってきました。

MIKIさんという似顔絵を商売にしている方で、このグループの先生には、似顔絵界では有名な、小河原智子氏がいます。

小河原氏は、TVチャンピオン似顔絵職人選手権で一躍有名になった人で、誰でも一度は、彼女の似顔絵に触れたことがあるでしょう。

人間の顔をじっと見つめていますと、その人の個性が如実に現れますが、似顔絵職人は、その個性を一瞬にしてとらえ、短時間に描ききる特殊な才能を持っております。

また、似顔絵を描かれたほうは、その特徴があまりに忠実に、ややもするとデフォルメされて描かれるのですが、自分の恥部を描かれたように、思わず恥ずかしさ感じますが、自分でも知らなかった特徴を描き切ってもらったことによって、自分の似顔絵に対して、写真以上の愛着が出ます。

写真があるのに、あえて似顔絵を人の手で書いてもらいたい願望は、実に人間味がリアルに現れるからでしょう。

また、人の似顔絵を描き、その人が知らなかった特徴を描きだす面白さが、「週刊朝日」の似顔絵教室を何十年と存続させていること、一つをとっても実感いたしました。

先日、子供たちが嬉しそうに、MIKIさんに書いてもらった似顔絵を持って我が家に遊びに来たので、ちょうど、切り絵にはまっていたころでありましたので、子供たちの似顔絵を拝借して、切り絵をつくってみました。

切り絵にすると、また違った味が出るもので、嫁さんも喜んで、この切り絵を気に入ってもらって、おもがけないプレゼントになりました。

ある情景2011/06/26 20:33

上記の絵は、内田新哉氏の絵の模倣です。彼の絵は、とても繊細な淡彩画で、しかも、線の描き方、色の付け方一つとっても、細やかな配慮があります。

彼の絵は見ているだけで、その時の情景や、風の流れまで感じる素敵な絵を描く人です。

いま思い出しますと、2000年に転職してから、翌年にかけて、転職先のごたごたに巻き込まれて、退職しようと決断し、後先考えられない状況でありましたが、妻とゴールデンウィークにシンガポールに旅行に行きました。

意気揚々と転職したのもつかの間、周りの環境によってどうしようもない状況に巻き込まれて、失意の中での旅行でしたので、シンガポール、マレーシアに行ったとはいえ、行く先々の情景すらはっきりと思い出せない状況です。

一緒にツアーに参加した人は、楽しそうに旅行を満喫していましたが、
腰につけたポーチの中のパスポートさえ、どこにしまったかわからない状態での日本脱出でした。

旅行は、確か4泊5日で、ゴールデンウィーク1日前出発で、一人5万5千円という料金で、シンガポール観光、朝昼晩の食事(ラッフルズホテルの昼食付き)、夜のナイトツアーもマラッカ海峡への電車の旅もついて、最後にクアラルンプールに行くというツアーでした。

何も記憶が残らない、4泊5日の旅行でしたが、最終日に日本に帰るクアラルンプールの飛行場で、ある、家族を偶然見ることができました。

その家族は、我々と別ツアーの集団でしたが、両親とその娘達、娘たちの夫、孫、夫の両親をも連れてきた大集団でした。

多分、父親が二人の娘達夫婦と孫の旅行代金、また、夫の家族の旅費まで面倒を見たのでしょう。
飛行機の出発時間を待つ間、娘はお父さんの肩や腰をかわるがわるもんであげたり、話しかけて、皆和気あいあいと・・
まさに一族郎党、楽しそうにしておりました。

こちらは失意の状態での旅行でしたので、彼の人生の成功をマジマジと見せられた思いになりました。

大家族で旅行できることも、大きな成功であると、こんな素敵な生き方もあると見せられて、帰国したからやり直そうと感じたときでした。

いつも空港に行くたびに、彼の演出した旅行と家族の幸せが蘇ります。