8月が終わっても、秋の歩が遅いです。2025/09/02 20:46

8月30日土曜日に、秋田県大仙市の雄物川河川敷運動公園において花火大会が開催され、今年の全国の主要な花火大会は、終了となりました。

大仙市の人口は77,657人だそうですが、
この数字は秋田県内で3番目に多い人口とのことです。
この関東圏の人から見た、大変小さな街が、約80万の観覧する人が、河川敷に参集して、「大曲の花火大会」として、その名をとどろかせております。

何故、こんなに有名になったかと言いますと、
ネットでは、日本最高峰の競技大会で、昼花火と夜花火の両方で競い合う全国で唯一の大会であること、
そして職人の技術を結集した最高レベルの芸術性が披露されることの事でした。

本日掲載の写真は、
8月2日に開催された横浜港の花火大会の打ち上げ前の状況です。
今年は、打ち上げを行う台船に、上昇しなかった花火が引火して火災を起こし、最後のフィナーレが見れなかった事が唯一心残りでした。

大曲は、18,000発の花火、
隅田川の花火は、約20,000発
横浜の花火大会は、隅田川と同じ約20,000発ですが、
なんと、30分間という短時間に集中してむちゃくちゃにあげますので、
時間密度では、横浜が一番かと思います。

花火大会も、コンピューターが進化して、遠隔操作や音楽との同調
演出の華やかさの演出など、細かに指示を出すことができ、
直接、花火師が発火させる事無く、大空に花火を規則正しく、次々にあげることができますので、
今は、複雑な配線とソフトの組み合わせが勝負になっています。

突き詰めれば、大空に花開く花火の大輪を、いかに時間密度を濃くするかによって
光と音の競演を演出しますので、舞台芸術の様に
緻密で、周到なプログラムの成否が、大会の盛り上がりを決めます。
また、演出が複雑であればあるほど、舞台にかける時間が増大します。
これで、雨に降られたり、大風が吹いたら、そのプロセスが一瞬で瓦解しますので、
大変な労力を使っていると感じます。

大変な労力を要しますので、お金が調達できなくて、花火大会を中止する
市町村が増えているのは、より要求度を上げてしまった、私達観客かも知れません。

指定席を買わないで、ただでその壮大な演出を楽しめるのですから、
お金を調達して花火大会を遂行できるスポンサーには感謝の念しかありません。
4年ごとに開かれる、ワールド・ベースボール・クラシックが、
一部の企業が独占して、俺だけよければよいとするアメリカ至上主義の様に
他社には放映させない狭量な商業主義とは違って、
夏の夜空は、皆のものだとする、花火の伝統は、寄付を募り、実に夏を一緒に楽しむ、日本的で素晴らしいものです。

いつもは、夏の風物詩の花火大会やお祭りが終わると
一挙に秋めいてきますが、今年の夏はまだまだ暑い日が続いて、
夏の余韻をいまだに感じる事ができません。
早く、涼しい季節が来て欲しいです。

良い木材が入手できない2025/09/08 10:04

今日の写真は、夏でも富士山が綺麗に見える日があるのだという
思わずシャッターを切った一枚です。(画素数を落としているので見えないかも知れません)

昨日は、ギターのサークル内発表会でした。
1~2か月の成果を発表するのですから、
サークル内と言っても、緊張と共に日頃の努力の披露ですので
楽しさもあります。

ようやく、朝晩は涼しくなってきました。
今年の夏は、とても暑かったので、
ギターの管理に皆さん注意を払っていたようです。
注意を怠った人の情報では、
ギターケースにいれて、横断歩道を渡っていたとき、
中のギターが、バカッと音がしたので、開いてみたら、
ギターの駒台が、ギターの表面番から剥がれ落ちていたとの事です。

ギターの張力は、アコースティックギターの場合、6弦合わせて
約60KGになるようで、それを表面板に膠で取り付けた駒台が、
支えているのですから、大変な応力がかかっています。

特に、ギターに限らず、ピアノやバイオリンなど木製の楽器は、
冬の乾燥と低音、湿気、高音、そして直射日光に弱いです。

夏の湿気対策、冬の乾燥、低音対策が重要ですが、
冬の乾燥、低音については、冷蔵庫のような保管ケールがありますので、
高額なギターを持っている人は使っておりますが、
夏の湿気対策は、ひたすら、風通しに気をつけて、冷房を使った除湿で
しのぐしかありません。

サークルでは、よい楽器を購入したいとか、よい音に見せられて
よりよいギターを求めている人が多いです。
スケベ心と一緒で、いい楽器(女)と付き合ってみたいという、どんな仕草、声がするのか触ってみたいという、
これは、どの楽器を所有している人でも、持つ性癖かも知れません。
良い楽器は、いつまでも弾いていたくなる、手に持っているだけで
至福の気持ちにさせてくれます。

私のギターは、河野・桜井モデルで、2014年作の河野スペシャルです。
今年、私の所有しているギターの制作者の桜井正毅氏が、
7月20日に永眠致しました(享年81歳)。
直接の原因は、ベルギー帰りの飛行機でエコノミー症候群になった事が死期を早めてしまったようです。

今、世界的に環境保護の為に、いい木材が入らなくなってしまっております。
新品の楽器は、よい木材を、入手不可となり使っておりませんので、10年以上前に購入した楽器と
同等の楽器を入手するには、購入金額の3倍以上の値段がしますし、
お金を積んでも、昔購入して楽器以上の物に出会える確率は低いです。

古い楽器は一度手放したら、二度と手に入らないし、投入した楽器への愛着もあり
同等の楽器を手に入れようと、4~5倍の値段を投入して新しく購入する楽器、現在では、ほぼ同等の製品になりますが、
木材が違っておりますので、一度使った楽器以上にはなかなかよい楽器に遭遇できず、馴染んで来ません。

また、いまは効率優先で、人工的に強制的に木材を乾燥させるので、
ゆっくり乾燥させた昔の楽器とは違って狂いが生じやすいです。

楽器は一生の友達、うまく弾けなくて、弾かなくて不仲になって、ある時期に、ほこりをかぶってしまっても、
情熱を持って取組んだ、馴染んだ楽器は、手に取って弾かなくても、楽器がそこにあるだけで、心の中で弾いているので、
時間が経ち、歳をを兼ねる毎に、また歩み寄って、終生の友達になります。
桜井氏の冥福を祈るとともに、生涯の友人、よいギターを
製作していただいたことに感謝いたします。

一期一会、一瞬に賭ける美学2025/09/17 20:16

TBS系列の主催で、いま、世界陸上競技が日本で開催されています。
日本での開催は、実に34年ぶりとのことで、この機会を逃したら、
次は、私は100歳を超えてしましますので、もう一生、目の前で見る事は無いでしょう。

おかしな事か、放映権が厳しすぎるのか、
日本経済新聞ですら、競技結果を毎日掲載しているのに、
NHKは、少しもこの世界陸上競技について、競技の結果すら放映しません。
国民から強制的に、テレビ視聴料を取っているのですから、多少お金を払ってでも、注目すべき結果、日本で行われている国際競技大会については少しは触れるのが、礼儀ではないでしょうか?

いくらドジャースの大谷選手の専属放映権を、アメリカ大リーグから買っているといっても、
人気取りに走る、国民放送は、公平さを欠く、さもしく、卑しい行為です。

と言っても、今日、9月17日は、大谷選手が、2年連続、50号本塁打を打った事は喜ばしいことですが、
大リーグは、毎年ペナントレースを行ないますので、
シリーズとしての放映は、34年ぶりのイベント放送に比べれば、些末な事です。
また、各選手は、チャンスがあれば、9回の表裏で、活躍する場があります。

1昨日9月15日は、棒高跳びで、スウェーデンのデュプランティス選手が
6M30CMの世界記録を樹立して、テレビで観戦していましたが、
思わず、息をのむほどの他の選手との駆け引き、そして最後は優勝後、ただ一人
世界記録に挑戦する勇姿を見るにつけ、スポーツの持つ偉大さに感銘を受けました。

「ホリエモン」などは、現代社会では、生活に直接、役に立たない競技、スポーツに興じるのを馬鹿にしていますが、
人間が、人間として歩む原点を認識し、その限界に挑戦する姿は、
機械に変えられないものがあります。
陸上競技の基礎が、野球にしろ、ラグビーにしろ、サッカーにしろ競技をより深く華やかにさせており、大谷選手のホームランの感動を生み出していると感じます。

国立競技場を見学したい気持ちが半分占めておりましたが、
豚児が、世界陸上の切符を数ヶ月前に買ってくれたので、
息子達と、初めて競技場を訪れました。

初日、9月13日、朝7時半スタートの競歩から見ようと足を運びましたが、
35kmをこの異常な暑さの中、歩いて競技場に選手が帰ってきたときは、思わず、深い感動で涙ぐみそうになりました。

100m走の予選では、スタート前は、音楽も鳴り止み、観客も静かになって
見ている方も異常に緊張してくることを感じました。
これで一発勝負ですので、選手は何年もの練習成果を一瞬に賭けるのは重圧だと感じました。

9回の表裏があって勝負できる世界、90分をフルに動くことができる競技などと違って
陸上競技は、一発勝負、一瞬に命をかけているのです。
感動を生み出さないわけはありません。

一期一会、刹那の美学を学ぶには、世界陸上競技は大変素晴らしいです。

夕暮れは つるべ落としの早さです。2025/09/26 11:16

先日、お彼岸前の月曜日に、横浜の美術館巡りをしました。

私の友人達とは、月に1回か2ヶ月に1回程度、集まっていろいろな事をする集いをしております。
皆、お酒が飲めなくなってきたので、テーマを建築、美術関連、ランチに絞って計画を立てております。

今までに、
1.湯島の建築資料館 70年エキスポの建築、手書きの図面特集
2.竹中工務店の1階ギャラリーの阿部勤展
3.国立美術館の「リビング・モダニティ」展
など、行ってきましたが、展覧会を除いても、
昼食も、湯島の食事や、国立美術館の PAUL BOCUSEのフランス料理のランチを食べたり、
スペイン料理、熊本料理、小料理屋など、建築と食を楽しむ会を行っております。

食べられるときが華、見学に行けるときが華、好奇心があるときが華と
来るべき、80歳代を華麗に乗り越えようと、いまから
準備運動や、走り続けるための助走練習や、気持ちの筋トレに励んでおります。

一線を退くと、大きな建築にふれあう機会が少なくなりますので、
興味は自ずと、住宅建築に移ってきたり、スケッチやドローイングに興味が出てきます。

今回は、乾久美子建築設計事務所が丹下健三が設計した美術館の空間構築を担当して、本年、3月14日に横浜美術館をリニューアルしたので、その空間を見に行く事

次に、近接する、横浜港博物館の、柳原良平氏のアートミュージアムを見る事を目的に
参集して、食と建築、ドローイングを満喫してきました。

横浜美術館は、パリのオルセー美術館のコンセプトのパクりですが、
乾久美子氏がどのように空間を変えたかが楽しみでありました。

また、柳原良平氏は、クルーズも大好きで、船に関するデザイン画や本も書いているのですが、「トリスを飲んでハワイに行こう!」のキャッチフレーズが、彼の画くほのぼのした絵とマッチして、爆発的にサントリーのトリスが売れました。
彼の、その製作過程を見ることができてよかったです。

季節はいつの間にか、季節は秋になってきましたが、
秋の夕暮れはつるべ落としのように早いです。

次回は、横須賀美術館、大宮の氷川神社およびその周辺の美術館、博物館巡りが計画されております。

日が暮れる前の高齢者は、駆けっこです。