万博昨今: 新 おじさん雑感 （仙人ー俗人）

ゴールデンウィーク明けに、すでに記載したとおり関西地方に旅行に行きました。

いま、ようやく大阪万博が盛り上げってきました。
開幕前は、散々酷評されていました万博も、マスゴミが手のひらを返すように、
万博の情報を流しますので、人気が出てきて、多くの人が訪れるようになっています。

混まない万博を謳っていましたが、今では、朝9時、10時台の入場はほとんど不可能、
11時台でようやく、入場できるほどで連日、入場ゲートはごった返しております。

55年前、1970年に開催された、大阪万博は77カ国の国が参加していたようですが、
今の万博は、158の国と地域、9の国際機関が参加しているようです。

70年の万博の入場者数は、6,400万人で、
現在の万博は、2,820万人の予測です。
いかに、前回の大阪万博が、入場者数だけを取り上げても異常であったかは、
この数字だけでもわかりますが、
日本が高度成長期を迎えた時期で、登りゆく日本の象徴でありました。

しかし、現在は、入場者予測が示すように、
日がかげり始めた日本の状況を示しておりますが、
いまは、いろいろな楽しみがありますので、行かない人が多いのが実態です。

現在の万博で一番多く参加している人は、70年万博を訪れた人達です。
当時は、混雑がすごくて、ほとんど見学することができなかった各国のパビリオンを
もう一度、再訪したいとの希望がありますので、60歳以降の高齢者の方が多くて、
別名、「じじばばランド」と言われているようです。

激しい混雑、長時間の移動、歩行距離、待ち時間にもめげず、日本の高齢者はむちゃくちゃ元気で活動的であります。

私達夫婦も、二日間で、24,059歩、20,118歩と、実に44,000歩を優に歩きました。
歩行障害もなく、何でも食べて活動できる事に、
ほかの高齢の方達の食欲、活動量を一緒に比較、確認することで、
まだまだ、人生これからだと、ひたすら感謝した万博でした。