通常の生活の楽しみ2023/05/07 09:36

ゴールデンウィークも今日で終わりですが、
退職したものにとっては、季節の一つの行事で、1年間のイベントの一つですが、田舎の親に子供を見せに行ったりする事も無いので、普段と変わらない生活でした。

コロナで中断してしまいましたが、子供の住むマンションの共用部分に、テラスでバーベキューを楽しむことができる調理場付き集会所)があります。
その場所で、子供の友人も混じって、好きな野菜、肉やソーセージを焼いて、日中日焼けしながら、ひたすらお酒を飲んで食べて一日を過ごすのが、ゴールデンウィークの楽しみでしたが、今年は実現できませんでした。

コロナ明けの楽しみで、彼らからの招待を期待してたのですが、
子供から、退職祝いにもらった旅行宿泊券で、連休を楽しんでいると勘違いされ、場所を確保していなかったのです。

今日のスケッチは、アングルがでたらめですが、我が移住先の日吉駅前です。
先日我が家に、 はるばる遠方の札幌から来た友人が、「コンパクトな田園都市構造をもつユニークな商店街の存在」と称した、この日吉駅前も、実際スケッチしてみますと、ごちゃごちゃで、カオスのような状態です。

しかし、このカオス的な雰囲気が、開発されて整然と作られた街と違って、実に人間味があります。

吉祥寺、中野、自由が丘、など、人気ランキングの高い、人が集まって、住みやすい街は、みなヒューマンスケールで、いろいろな商店が連担しています。

大型ショッピングセンターにいって、安全に回遊できるモール空間と違って、人、車、自転車が行き交い、花屋も魚屋も身近で、手に取るように接することができる、商店街にいると、もう、破壊されてしまった、田舎の育った頃の商店街を彷彿させてくれます。

連休は、商店街巡りや、自転車で移住先のいろいろ所、街を散策すると、バーベキューは行うことができませんでしたが、いろいろな発見があって面白かったです。

昼から飲むことのできるお店、夕方から学生も繰り出し満杯になる、カクウチ居酒屋、朝から長蛇の列ができる、和菓子さんなど、
今度は、ここで買おう、友人や子供がきたらここで飲もうなどと、通常の生活に華を添える楽しみがあります。

沖縄に行ってきました2023/05/20 19:47

5月12日から16日まで、4泊5日で沖縄に行ってきました。

沖縄は、連休明けに、梅雨入りするため、ツアー客が激減して、旅行代金が安くなります。

今年は、梅雨入りが例年より1週間程度遅れたとかで、全行程雨に降られることがなく、旅行を満喫できました。

今年は3年ぶりにコロナ明けとなり、沖縄も、観光客が激増して、しかも、本州の中学校の生徒ですら、沖縄に修学旅行に来ていたので、観光地は大盛況でした。

沖縄は、駐留するアメリカ軍の落とすお金と、観光で落とすお金しかない、軍需、観光立国の土地なので、金銭的にはとても貧しい地方です。

しかし、沖縄には、ゆい「結」という結びつきがあって、人と人の結びつきが濃厚で、お互い助け合いの相互扶助の概念があり、社会的にはとても豊かな土地と言われています。

エイサーや三味線(じゃみせん) 沖縄では三線といいますが、歌と踊りと太鼓、三線の音色で、どこからともなく、踊りの輪が広がって、一期一会の集いを大切にしております。

ちょうと、スペインのフラメンコが、ブレリアやアグレリアスのメロディとリズムで、謡のわが広がっていくのに近く、
土着の音楽は、生活に根付いているのでたくましいです。

今回の旅は、沖縄本島だけのツアーでしたので、本島の北から南まですべての景勝地や遺跡を巡る旅でした。
国のコロナ助成金、16,000円の補助 および、地域の経済を活性化させるための、それぞれ宿泊した3つのホテルで、合計7,000円の地域クーポン券が、発行されて、全行程、往復の航空券はもとより、観光バス代、朝夕の食事付きで、まさにお得な旅でした。

これで、前期高齢者軍団が、活動的になって参加するという旅行代金が、お金の巡回の一助に寄与できると思うと、旅行に参加することが、経済の活性化に役立っていると思います。

本日掲載の写真は、本島最北端のやんばる地方の辺戸岬の写真です。見慣れない植生と地勢で一挙に遠くに来たと感じます。

日本で、4泊5日の旅に出たのは初めてでしたが、参加された高齢者軍団は、皆奥さんと仲が良くて、もっとも奥さんと仲が良くなければ参加されないと思いますが、定年退職後の夫婦のありようも観察できて、それはそれで楽しい旅行でした。

食生活について2023/05/28 19:41

会社を卒業してから、はや60日になろうとしております。

定年退職後の大きな変化は、いろいろありますが、
一番大きな影響は、食生活の変化では無いでしょうか?

食生活は、通勤時間の長い人や、残業の多い人にとって、朝食、夕食を取得する事が不規則で、朝は寝坊したいばかりに、食事を抜いたり、毎日遅くまで残業をする人に取っては、帰宅後の食事は、酒のつまみを嗜む程度で簡単に済ます人が大半です。

日々の食生活では、唯一規則正しく取られたであろう食事は、昼食でして、サラリーマンであれば、午後12時から午後13時までは、ルールで定められたサラリーマンの権利、休息時間で、その時間を同僚と一緒に食事をする機会が多くありました。

定年退職後は、通勤時間がありませんので、朝食をしっかり取る時間を確保することができるし、夕食は必ず決められた時間にとる事ができるようになります。

そして、昼食についても、規則正しくとる事ができるようになって、
3度3度の食事すべてを自宅で食することができるようになります。

ここに、亭主が、毎度毎度、食事を自宅でとるようになると、奥さんにとって、簡単な朝食の準備は崩壊し、昼食の準備も行わなくてはいけなくなるので、旦那のいない、朝食から昼食の時間帯の気楽で伸び伸びする時間がなくなってしまいます。
従って、奥さんの負担は、夫の退職とともに、高ストレスとなって、どこか変調がくるようになります。

定年退職後の一番大きな試練は、この3度の食事をいかに快適にして夫婦で分担していくかにかかっています。

もっとも、潤沢に老後の資金のある人は、3度の食事の1回や2回は外食をする人も居るでしょうが、その行動が積もり積もって、金銭的にも健康的にも日々の生活は破壊し、挙げ句の果てに、塩分の取り過ぎによる、高脂血症、高血圧など成人病に陥り、不幸な人は、癌になる確率が高くなってしまいます。

老後の資金が潤沢な人でも、外食やインスタントに頼る人は、早期に健康を害していきますので、
退職、離職後、老後の食生活をいかに充実していくかが、長寿への第一歩であります。

夫婦の協力が、いかに生きるか、いかに老いるかの健康へのバロメーターになりますので、退職前から料理を男でも作れるように訓練が必要ですし、時間の使い方も検討しておく必要があります。

今日、取り上げました内舘牧子さんのエッセイですが、彼女はいい加減な食生活の末に、臨死体験をするほどに、生死の境をさまようのですが、自分で、食事を作るようになって、生還して、改めて「食は命」を実感し、医食同源を実践しております。