また、魂を感じる店が閉店 ― 2024/08/15 19:26

現在は、ライブ全盛の時代で、若い人に取っては、何万人も収容するホールで、
体全体を揺り動かして、皆と一緒に、スターの歌声聞き演出を見ながら
舞台と一体化して、大勢の知らない人と共有するのが最大の娯楽のようです。
我ら壮年や老年世代でも、福山雅治さんのコンサートに出かけたり、矢沢永吉のコンサートに行ってみたいと思っております。
残念な事に、矢沢永吉さんのコンサートチケットは、年内すでに完売で、チケットをゲットできた人は幸運でしょう。
大きなイベント、年末の紅白歌合戦や、有名人のライブチケットは入手困難で、その困難さが、またチケットを入手したという欲望が燃え上がります。
さて、大観衆を相手にするライブは全盛でありますが、ことフラメンコライブについては、じり貧であります。
フラメンコショーは、ギターの音量に限界もあり、歌い手も手拍子を打つ人や、踊り子についても、少人数の場所で、まさに、舞台と観客が一体になるような場所での開催が、一番優れた場所といえます。
ギター、歌を歌うカンテ奏者、踊りをするバイレ、手拍子を行うパルマ奏者など、
それぞれの持つ音やリズムが一体化して、そこに、お酒が入った観客を巻き込むことで、ステージと観客が一体となって一つの音楽を盛り上げていきます。
一定のリズムとギター伴奏、歌い手に拠って、踊り子は、あるとき、一種の恍惚状態に入り、これをフラメンコでは、「デュエンデ」と言って、歌とリズム、舞台と客席が渾然一体となった感覚になることがあります。
その瞬間に、心が揺さぶられ、涙があふれ鳥肌が立ち、歌い手といっしょに叫びだしたい衝動に駆られたりするものです。
このような舞台は、商業的に観客数を増やしたり、音響的に音を作って拡声させたり、観客とステージの距離が遠くても成立しません。
フラメンコは、迫害されたロマが、洞穴で深夜に己の苦しさを解放させるために自然発生的に謳い、踊られて来た状況が、観客舞台渾然一体化された空間でのみ発生するのでしょう。
このような踊りの場を提供していたお店ですが。コロナ禍で、神保町の「オーレオーレ」が、3密回避の指導で、ライブ演奏を中止されたあと、コロナにもめげず、細々舞台を守ってきた、四谷三丁目の「カサアルティスタ」が、7月30日に閉店してしまいました。
いまでは、新宿「ガルロチ」 、西日暮里「アルハンブラ」、高円寺「エスペランサ」など、
いずれも、商業的であったり、舞台との距離があったり、値段が高かったりで、デュエンデが起こりにくい、ショーとしてのお店しか残っていません。
体全体を揺り動かして、皆と一緒に、スターの歌声聞き演出を見ながら
舞台と一体化して、大勢の知らない人と共有するのが最大の娯楽のようです。
我ら壮年や老年世代でも、福山雅治さんのコンサートに出かけたり、矢沢永吉のコンサートに行ってみたいと思っております。
残念な事に、矢沢永吉さんのコンサートチケットは、年内すでに完売で、チケットをゲットできた人は幸運でしょう。
大きなイベント、年末の紅白歌合戦や、有名人のライブチケットは入手困難で、その困難さが、またチケットを入手したという欲望が燃え上がります。
さて、大観衆を相手にするライブは全盛でありますが、ことフラメンコライブについては、じり貧であります。
フラメンコショーは、ギターの音量に限界もあり、歌い手も手拍子を打つ人や、踊り子についても、少人数の場所で、まさに、舞台と観客が一体になるような場所での開催が、一番優れた場所といえます。
ギター、歌を歌うカンテ奏者、踊りをするバイレ、手拍子を行うパルマ奏者など、
それぞれの持つ音やリズムが一体化して、そこに、お酒が入った観客を巻き込むことで、ステージと観客が一体となって一つの音楽を盛り上げていきます。
一定のリズムとギター伴奏、歌い手に拠って、踊り子は、あるとき、一種の恍惚状態に入り、これをフラメンコでは、「デュエンデ」と言って、歌とリズム、舞台と客席が渾然一体となった感覚になることがあります。
その瞬間に、心が揺さぶられ、涙があふれ鳥肌が立ち、歌い手といっしょに叫びだしたい衝動に駆られたりするものです。
このような舞台は、商業的に観客数を増やしたり、音響的に音を作って拡声させたり、観客とステージの距離が遠くても成立しません。
フラメンコは、迫害されたロマが、洞穴で深夜に己の苦しさを解放させるために自然発生的に謳い、踊られて来た状況が、観客舞台渾然一体化された空間でのみ発生するのでしょう。
このような踊りの場を提供していたお店ですが。コロナ禍で、神保町の「オーレオーレ」が、3密回避の指導で、ライブ演奏を中止されたあと、コロナにもめげず、細々舞台を守ってきた、四谷三丁目の「カサアルティスタ」が、7月30日に閉店してしまいました。
いまでは、新宿「ガルロチ」 、西日暮里「アルハンブラ」、高円寺「エスペランサ」など、
いずれも、商業的であったり、舞台との距離があったり、値段が高かったりで、デュエンデが起こりにくい、ショーとしてのお店しか残っていません。
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