チェス ツークツワンク(zugzwang) ― 2021/02/28 19:47
しばらく、チェスの事を忘れていました。
本日の写真は、35年前に、アメリカ西海岸に、「アメリカを訪問して、日本の未来を探る」というツアーに、出張で参加したときに購入した、コンピュータチェス(1986年製)です。
当時子供は小学3年生でしたが、子供のお土産を買うよりも優先して、
また、かみさんのお土産を安いものにして買ってきたものです。
確か、200ドルか250ドルだったような気がします。
当時は、NECの9801パソコンがかなりなシェアを誇っていましたが、
まだまだ、会社のパソコンはそれほど普及していない時代でした。
往時、NECのパソコンに対抗して、アメリカでは、IBMが全盛期を築いていました。
行く先々の、IBMの工場や、ラボを見学させてもらったときに、
絶対に、アメリカには勝てないというほどの、圧倒的力および職場の環境の良さを見せられて帰ってきたことを思い出します。
その後、ほどなく、NECもIBMに敗北して、日本のパソコンが滅びてしまいました。
その、IBMパソコンも今では、中国傘下に降り、LENOBOとして生きながらえていますので、コンピューターの世界地図は、気を抜くと一挙にオセロゲームのようにひっくり返ってしまいます。
さて、なぜ忘れ去っていたチェスの事を思い出したといますと、
このコロナ禍の中で、Netflixの会員になったのです。
どうも、英語の表現と日本語訳が違って、間違った情報が世界に発信され、また、世界の情報も誤訳で日本に入ってきている感じを受けておりました。
英語力がないので、Amazon Primeの映画でもよいのですが、英語の字幕が出ないで、理解できなくて、ずっと気持ちが悪い状態でいました。
Netflixの良いところは、英語字幕と、日本語字幕が同時に表示してくれるし、しゃべるスピードも変えることができ、リターン(ここではSボタン)キーを押せば、すでに話した言葉をもう一度再現してくれます。
さらに、英語字幕の単語にスケールを置くと、その単語の意味を日本語で訳してくれるのです。
日本語と英語を表示するために、DVDを購入していたのですが、それ以上に、利便性があり、一挙にNetflixに入会してしまいました。
さて、そのNetflixの作品の中で、2020年最も、評判の良かった番組が
チェスを題材にした『クイーンズ・ギャンビット』(原題: The Queen's Gambit)という、孤児になってしまった少女が、チェスの天才少女となっていく過程を扱ったアメリカの配信ドラマでです。
このドラマを見て、その放映のレベル、質の高さをしり、しかも、忘れていたチェスの面白さをしり、チェス盤をひきずり出してしまいました。
日本の将棋にはない、
ツークツワンク(zugzwang)という状況が戦いの中で、出てくるのです。
チェスにおいて相手から直接の狙いはないにも関わらず、膠着状態の中で、自ら状況が悪化する手を指さざるを得ない状況に追い込まれることが多々あります。
言い換えると「可能ならパスしたい(しかしルールにより禁じられている)局面に出合います。
将棋でいえば、穴熊の形を崩したくないので、端歩をつくのですが、
もう動かす駒がなくなって、自陣の陣形を崩さざるを得ない状態です。
芸を売って、観客が認めてくれることで、自分の生計を立てている芸人が、何を血迷ったのか、自らその芸を放棄して、(聖火ランナー)演技することを降りて、自分で芸人でないと宣言して、芸人の座から転落するような行為です。その人の芸は二度と買いたくなくなりますね。
チェスもいろいろ格言があって面白いです。
本日の写真は、35年前に、アメリカ西海岸に、「アメリカを訪問して、日本の未来を探る」というツアーに、出張で参加したときに購入した、コンピュータチェス(1986年製)です。
当時子供は小学3年生でしたが、子供のお土産を買うよりも優先して、
また、かみさんのお土産を安いものにして買ってきたものです。
確か、200ドルか250ドルだったような気がします。
当時は、NECの9801パソコンがかなりなシェアを誇っていましたが、
まだまだ、会社のパソコンはそれほど普及していない時代でした。
往時、NECのパソコンに対抗して、アメリカでは、IBMが全盛期を築いていました。
行く先々の、IBMの工場や、ラボを見学させてもらったときに、
絶対に、アメリカには勝てないというほどの、圧倒的力および職場の環境の良さを見せられて帰ってきたことを思い出します。
その後、ほどなく、NECもIBMに敗北して、日本のパソコンが滅びてしまいました。
その、IBMパソコンも今では、中国傘下に降り、LENOBOとして生きながらえていますので、コンピューターの世界地図は、気を抜くと一挙にオセロゲームのようにひっくり返ってしまいます。
さて、なぜ忘れ去っていたチェスの事を思い出したといますと、
このコロナ禍の中で、Netflixの会員になったのです。
どうも、英語の表現と日本語訳が違って、間違った情報が世界に発信され、また、世界の情報も誤訳で日本に入ってきている感じを受けておりました。
英語力がないので、Amazon Primeの映画でもよいのですが、英語の字幕が出ないで、理解できなくて、ずっと気持ちが悪い状態でいました。
Netflixの良いところは、英語字幕と、日本語字幕が同時に表示してくれるし、しゃべるスピードも変えることができ、リターン(ここではSボタン)キーを押せば、すでに話した言葉をもう一度再現してくれます。
さらに、英語字幕の単語にスケールを置くと、その単語の意味を日本語で訳してくれるのです。
日本語と英語を表示するために、DVDを購入していたのですが、それ以上に、利便性があり、一挙にNetflixに入会してしまいました。
さて、そのNetflixの作品の中で、2020年最も、評判の良かった番組が
チェスを題材にした『クイーンズ・ギャンビット』(原題: The Queen's Gambit)という、孤児になってしまった少女が、チェスの天才少女となっていく過程を扱ったアメリカの配信ドラマでです。
このドラマを見て、その放映のレベル、質の高さをしり、しかも、忘れていたチェスの面白さをしり、チェス盤をひきずり出してしまいました。
日本の将棋にはない、
ツークツワンク(zugzwang)という状況が戦いの中で、出てくるのです。
チェスにおいて相手から直接の狙いはないにも関わらず、膠着状態の中で、自ら状況が悪化する手を指さざるを得ない状況に追い込まれることが多々あります。
言い換えると「可能ならパスしたい(しかしルールにより禁じられている)局面に出合います。
将棋でいえば、穴熊の形を崩したくないので、端歩をつくのですが、
もう動かす駒がなくなって、自陣の陣形を崩さざるを得ない状態です。
芸を売って、観客が認めてくれることで、自分の生計を立てている芸人が、何を血迷ったのか、自らその芸を放棄して、(聖火ランナー)演技することを降りて、自分で芸人でないと宣言して、芸人の座から転落するような行為です。その人の芸は二度と買いたくなくなりますね。
チェスもいろいろ格言があって面白いです。
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