善悪が二面石のように2020/12/13 20:28

今日の写真は、先日訪れた、奈良の橘寺の二面石です。

橘寺は、天武9年(680)聖徳太子が生まれた寺として有名です。
その橘寺には、一つの石に、無垢な顔つきの善面と、大きくゆがめられた悪面の彫刻がなされた珍しい石仏があります。

善と悪が相離反することなく同居していて、
観光ガイドブックには、その対比が目を引く謎の石造物とのことです紹介されています。

一つの石の塊から、2つのものが生み出される彫刻には、母と子供、男女の交合や抱擁をテーマにした作品が多いのです。

橘寺の石のように、善と悪が同居する石像はなかなか見当たりません。

コロナ禍で、急に罹患者が増えたとかで、
テレビをつけると、どの番組もすごいことになっています。

感染病2類に分類されている、COVID-19(新型コロナ)ですが、
感染症2類の指定を受けているので、指定病院が限られており、
結核も2類ですが、その結核病床を除けば、
全国で351病院 病床数は 1758床となっています。
12月13日時点で入院患者は、1024人で、58%を占めています。

医療のひっ迫度を見れば、緊急事態です。
また、当該病院の看護士さんの疲弊度はかなりなものでしょう。

海外のコロナ罹患者は、日本と比べ物にならないぐらい多いのですが、
その大量の人をどのように対処してるか疑問です。

新型コロナに対しては、感染の指定類を、2類から3類やそれ以下に下げて、多くの病院で、対処できるようにしないといけないのかもしれません。

GO TOがすべて悪いのではなく、
国民も、みな3蜜を避けるために精一杯のことをしているし、
旅行会社も交通機関、宿泊施設、店舗にしても、精一杯の努力をほとんどの人が行っています。

医師会も、3類や4類対応可能病院を受け入れ先として病床を増やし、
政府には、こちらの新規病院にも患者を受け入れることを受諾する条件で、その為の 
もの、金 人を配置する方策も必要なのかもしれません。
医者の世界は、政府も介入できないようにアンタッチャブルです。

皆、経済学者は経済の心配 医者は医療崩壊の話に固執し、
お互い正論で、二面石の善の話しかしていませんが、
システムとしての悪の部分に言及すべき時かもしれません。

友人が、軒並み今年、癌で他界しました。
国立がん研究センターの報告で、
2020年癌で死亡した人は、37万9千人とのことです。

一番恐ろしい病気は、日本では癌です。
コロナで、発見されない癌も多いかもしれません。

清濁相飲む、寛容さも、自分のこころの健康、肉体としての健康、家族や仲間の健康や命を守るために必要だと感じます。

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