7月はおもわず、ポチッと2019/07/07 19:45

今日、7月7日は、終日曇りという天気予報が大きく外れて、終日雨が降っていました。

七夕と言うのに、いつも梅雨です。
これも、日本の旧暦を使っていないためで、
しかも、七夕は、俳句では秋の季語です。

今年は、8月16日が、旧暦の七夕だそうですが、その頃になると、
夏の盛りも終わって、空も星がきれいに見えて、秋の訪れを感じます。

明治時代に始まった愚行は、もうそろそろ辞めて、節句は旧暦に改めて、日本人のリズムを取り戻した方が良いと感じます。

以前、柳生博と和暦倶楽部で出版された
「和暦で暮らそう」という本を紹介しましたが
日本人の生活リズムが、明治から狂っている感じがします。

さて、7月と言えば、ボーナス月で、
ネット販売では、一斉にボーナスで潤った懐を狙って、お金を使わせようといろいろな企画を打ってきます。

私のサラリーマン人生も、線香花火の最後か、ろうそくの燃え尽きる前の段階に入っていますが、貴重なボーナスをいただいております。

毎年、あるギター専門会社から、ボーナスを狙って、サービスを提供してきます。

この時期に、一年間分のギター弦 といっても、年に5回程度、弦を張り替えるだけですが、安くなるので、まとめ買いします。

私のギターの先生は、教師というより、現役のプレイヤーですので、彼の場合は、毎週弦を交換するようです。

弦と合わせて、日本では手に入らない、フラメンコギターの楽譜も安くなるので購入します。

今回は、ユーチューブでたまたま、名も無いギター奏者が演奏していた
「Fuente y Caudal}」 という曲に感銘を受けました。

https://www.youtube.com/watch?v=_p--c80ro6k

この曲は、パコ・デ・ルシアの「二筋の川」のCDで演奏されている曲です。
何かしら、その無名のギタリストの演奏する曲が心に響きわたりました。

このCD曲集全部が採譜された楽譜が売られているのですが、弾けもしないのに、おもわずポチッとしてしまいました。

これで、パコ・デ・ルシアの採譜された曲集は、3冊目となりました。

とても嬉しい反面、来年からボーナスが無くなるかもしれませんが、この時期にまた、ポチッとできるように、不安と期待が入り交じっています。

雨の一日、買った楽譜を眺め、CDを聞き、フラメンコギターをかき鳴らすと、至福時間を持つことができます。

追伸
たくさん購入したので、おまけに、ギター弦(とても高くて手が出なかったもの)が当選して、嬉しい、おまけもありました。

夏が来るか・・2019/07/21 16:10



7月も早、下旬になりますが、ずっと梅雨空で、お天道様の顔も見ることができない日が続いております。

このところ多忙です。

一年で一番の我が家の旅行イベントを控えて、その準備に忙殺されているのは、年中行事ですが、
それに加えて、今年は、ついに、だましだまし使っていた奥の歯が二本だめになり、抜歯したのです。

今年は、休日を取れば、歯医者、耳鼻科、眼科、腎臓内科と多くの時間を裂かれています。

70歳になると、多くの海外旅行保険に加入できなくなりますので、
70歳を超えたら、保険に入らないで渡航するか、限られた高額の海外旅行保険に入らなくてはいけません。

もっとも、70歳を超えると、ツアー会社が企画する旅行には、健康診断書を提出しないと行けませんし、病気を含めて事故が多くなるので、保険会社も、自己保身のために、保険金を払わないようにやっきです。


私の友人は、アメリカで急性の心筋梗塞になって、緊急入院をしたときに、約1000万円余の治療費の請求書をもらいました。
日本人であることと、保険に入っていたので、治療を受けることができ、自分が支払うべき治療費は少額で済みました。
これがお金を持っていなかったり、マイノリティであったら、絶対に助からなかったと言っておりました。


海外に行くには、
治療費出費上限なし、救援金保証など、ある程度の防衛をしていく必要があります。

この点、カード会社が付帯でつけている海外旅行保険であっても、
ゴールドカードを持っていても、死亡保険は5千万から1億円と高額な金額が出るのに、
治療費、および救援資金は、300万がほとんど上限で、これでは治療費をまかなうことができなくて、
ゴールドカード付帯の保険以外に、他の海外旅行保険に入らなくてはいけないようになっており、保険会社が、暗に結託して、皆が、もうけるような仕組みになっています。

健康は、すべてにおいて優先事項です。
70歳のリミット年齢を超えても審査にパスする健康体でいなくてはいけません。
(通院、継続治療を受けている場合は、1つの保険会社を除いて、保険にも加入できなくなります。)

今日は暑くてへばっていました。
男の料理、包丁を使わないで、手でちぎって食することのできる、
「ショーガとホタテと、レタスの、さっぱり夏のスープ」のレシピを掲載します。

健康維持のため、ぜひ ご賞味ください。

都市の魅力 人の魅力2019/07/28 19:31

写真は、北スペインのヒホン、写真は、北スペインのヒホンで、サンチアゴ巡礼の魅力のある中継都市です。

東京オリンピックの話題が連日報道されるようになりました。

最近では、入賞者上位3名に授与されるメダルの話題です。

今回のメダルは、都市鉱山である、携帯電話から、金銀銅を抽出して
メダルを作ったとかで、都市鉱山をもっとも保有している日本の環境リサイクルのあり方を形にしたものです。

これは世界に先駆けて評価できるし、また、メダルをつなぐ帯に至るまで、日本のデザインの秀逸さに感銘を受けました。

東京のホテルは、すでにオリンピック開催一年前にかかわらず満室との事で、ホテル需要は、今は、埼玉、千葉、栃木まで広がってきているようです。

さて、オリンピックの話題と併行して、オリンピックの宴の跡のことも話題になっております。

一番の話題は、新国立競技場のその後の取り扱いで、
陸上競技を残すのか、球技に絞って専用のスタジアムにする案かで、
今でもけんけんがくがくだそうで。

東京都の一年間の税収は、5兆5000億程度です。歳出も若干多めで赤字ですが、ほぼ同じような額であります。

新国立競技場の維持費は、年間約36億円ぐらいだそうです。

この収支(支出)金額を月額に直すと、
月4600億円の収入にとなります。 これに対して、競技場の維持費は、月に換算して3億円で、収入の約0.06パーセントの支出額に想定されます。

月30万円の月収で暮らしている人は、月195円が施設維持費となる換算額です。

東京で暮らすことができるという事は、多くの人が東京都に在住していますので、多くの都市資産を皆で支え合って維持できることであります。

日本ほど、文化芸術、スポーツの振興にお金を使わない国はありません。
芸術、スポーツなどを真摯に行う人にとって、金儲けをしようと試みてやる人は、本来いないのです。
純粋にスポーツを行う、そのような気持ちが無くては、お金にならない、体操や競泳、馬術、ホッケーなどやる人はいません。

しかし、アメリカの商業スポーツ(バスケ、野球 フットボールなど)やヨーロッパのサッカーなど、金を生むスポーツばかり注目され、それにあこがれて、金儲けのためにアスリートを希望する人は数多くいます。

この新国立競技場も、お金を生み出すことを主眼とした球技場にしようと、儲けばかり考えて取り扱う人がいます。

大阪の前の市長であり前知事は、「文楽」の様な自立できない芸術には補助金も不要など商業的功利性だけを追求して不毛な発言をしたようなひともいます。
独立採算で無くては、芸術もスポーツも成り立たないとする考えは不毛です。

芸術は、昔から本来、パトロンや権力者の庇護の基で行われてきて、
彼ら無くしては、暮らしていくことができないのです。
いまは、そのパトロンや権力者は、都市や国の行政者であり、それを支える市民でなくては成り立ちません。

人間でも、歳をとるとわかりますが、
いかに、無駄遣いをしてきたかで、その人の人生や、生活感、信条、人間くささが出てきます。

生活が苦しくても、一人の気に入った人を応援するファンとして追っかけをしたり、毎月一番安い席でもコンサートに行くとか、
年に一度、必ず海外に行くとか、おいしいものを自分へのご褒美として食べるとか、人それぞれに無駄遣いをして、明日の人生への原動力に替えています。

これが、合目的的に動いてきた人は、
守銭奴であったり、功利的に動いて、人間形成が成されますので、
話したくもない、味のない人生を築いてきますので、
無駄遣いはしない、先が見えてしまうので、余分な事に金を使わないなど人生を彩る無駄に投資を行いません。
もっとも食うだけの人生の人は、ゆとりに対する希求もありません。
しかし、失業や定年などの様に、一度社会から隔離される、誰にもいえない悲しみを背負うなど、過酷な人生に遭遇すると、自分がいかに何もない人であったかと、その重大事にに気がつきます。

田舎から、東京に上京した時に、
劇場、競技場、博物館、美術館 動物園など
その、持っている都市資産に驚きましたし、東京の底力を感じましたし、
東京が世界に冠たる都市であることの誇りを感じます。

長野オリンピックの施設などは、長野市で維持できなくなって
負の遺産として施設が解体されてしまった実例は多いのですが、
すべて、開催市が維持するなどの条件下で、何でも収支があわないといけない世論が、「負だ」と「お荷物だ」と、合唱してつぶしていってしまいます。

都市も、公園1つとっても、維持費と収入バランスはとれないのですが、
そこに公園があることで、憩いや都市防災の寄与しているんですから。
無駄遣いをしないと、人の成長と一緒で、魅力ある街にはならないと感じております。

施設維持のための不毛な収支議論でなく、オリンピック後、施設に天下りする役人の人件費の垂れ流しを抑制する事
維持費の提供は、国や都が行い、人件費は施設運営費から。民間委託して維持してもらうなど、いろいろな方策を考えて、文化芸術、スポーツ育成などを幅広く議論した方がいいと感じます。