六本木などを巡り、赤い鳥はなぜなぜ赤い?2019/02/11 10:11

このところの寒さで、気持ちも縮まりそうですが、3連休は楽しく過ごしました。

北海道の札幌も-12℃の気温とかで、全国的に記録的な大寒波が押し寄せていますが、東京でも、とても寒く雪が降りました。

札幌に、5年も転勤していた我が家は冬になると元気になります。

1昨日は、降りしきる雪の中、
「こんなの雪の部類に入らないし、北海道に比べたら寒さの内にはいらないわ。」と言って、我が家のかみさんは、いそいそと雪の中、楽しそうに買い物に出かけていきました。

3年前に役員として札幌から栄転してきた友人の奥さんは、
「東京は、冬にパンジーの花が咲くのはおかしい。」とか
「ちょっとの雪で混乱する東京は異常」とか言っては、笑い転げていました。

住むところが変われば、気候の感覚も変わるのですから、
人の気持ちや考え方、感覚、嗜好も違うのは、当然なのかもしれません。

昨日は、六本木ヒルズの森美術館の「六本木クロッシング 2019展」の招待券と、
東京庭園技術館の「奇跡の沈黙 岡上淑子」の招待券をもらったので、かみさんと、いそいそ出かけてきました。

六本木ヒルズの森美術館は、「新・北斎展」で大盛況でしたが、その横で開催されている「六本木クロッシング」の展示会は、人もまばらでした。

しかもその展示たるや、一言で「全く波長が違う」という言葉しかありませんでした。

理解できないものを見せられたもやもやを、ヒルズの5階のレストランで癒やしました。
その後。「パンジーの花咲く坂道」を下りて、麻布10番から白金台に地下鉄で移動し庭園美術館に行きました。

庭園美術館は、旧浅香宮邸であり、日本のアールデコの様式を内装にもつ、建築的にも優れた美術館で、建築を志す人は、一度は訪れいるという建物です。

この日の展示は、岡上淑子さんという人の、コラージュ展を観たのですが、こちらも、全く波長が違って、?????

どちらも、ただ券をもらわなければ、行かない展示会でしたが、
かみさんと、制作者の感性と自分達の感性の違いを認識できたし、好き嫌いの感性の共有もできて、良い休日でした。

人の嗜好も考え方も、食べるもの、観るもの、触れるもの、住むところ、所属するところで、大きく違ってくることを実感しました。

ビール樽に続き、こちらも北原白秋の詩ですが、
「赤い鳥 小鳥 なぜなぜ赤い・・・・赤い実を食べた」

意味深なこの詩が、よく理解でした一日でした。

プロセスは違えども、2019/02/17 20:04

本日掲載の写真は、デジタル版の石森章太郎氏の「漫画家入門」と言う本です。
この本は、1965年初版ですので、実に52年前に出版されたものです。

還元ポイントが貯まっていたので、ポイントがなくなる前にと
電子書籍を探していたら、書籍販売の運営会社からの紹介で、この本に巡り会うことができました。

当時、私は、小学校6年生か中学一年でしたが、当時としては画期的な本で
(もっとも、田舎にいたので、本の中の「道具」の項目1つでも、知らないことだらけでした。)
友人と漫画を書いて遊んでいたので、この本を参考本として常に手元に置いておりました。

この本が、デジタル版になって出版されているとは知らず、
52年ぶりに再会する事ができました。

当時は、本の中のテクニックや道具の記載のことしか頭にありませんでしたが、改めて読み直すと、
第2章の自己紹介(マンガ家への道)という自叙伝に多くの示唆に富んだ内容が掲載されていたことを知り驚きました。

しかも、その当時では、この自己紹介の項目は読んでも、頭に入るような事も無く、経験も、年齢的にもわからない事でしたが、この歳になって
こんなすごいことが、赤裸々に記載されていたのかと驚きました。

私の本業である、建築の道も、一連のプロセスを経た後では、全くマンガ家への道に記載された内容と一緒であるし、
仕事も長くつとめるには、この本に記載されている自己紹介のようなプロセスを経るものだと同様の気持ちを再認識しました。

石森先生の遭遇した、売れるのか、アイデアが枯渇しないか?
時代が自分を追い越してしまっているのか、先を行きすぎていないのか?
皆に迎合していないのか、裸の王様になっていないか?
才能の限界と、壁、それを乗り越える事など、・・・

この本を読んでいる同時期に
浅田次郎の「勇気凜々ルリの色」の4巻すべてを読了した後でしたので、
浅田次郎氏の、彼の希求していた「不動の小説家になる」ためのエッセイに記載されていたことと、ほとんど内容が合致しておりました。
浅田氏のあがくような気持ちは、石森氏の本では、記載がありませんが、行間から読めるものです。

プロセスは違えども、仕事への道は共通していることを感じました。

焼きリンゴの再挑戦2019/02/24 16:59



年寄りの会話には、健康の話題は尽きないものですが、
小話にこんな話がありました。

一人の老人が、友人にあって、
「近頃、元気に過ごしていますか?」といったら
「以前よりずっと元気にやってるよ。それに料理も作るようになったし、加工食品もとらなくなったんだ。」

「頑張っているね」
「それに、チョコバーの代わりに、アップルスライスを毎日持ち歩いているのだ。」
「アップルスライス?一日一個のリンゴで医者いらずと言うからか?」

「まさにその通り、それが狙いさ。君だってそうするさ。「医者を避けるために必死さ」
「なぜだい。もし医者が気に入らなければ、別の医者に行けばいいのでは?」

「だめんなよ。かかりつけの医者に我慢できないのさ。でも別の医者にする事ができないんだ。彼は、義理の兄なんだ!」

昔から料理が好きで、よく作っていましたが、
焼きリンゴに良い印象がありませんでした。
その理由は、リンゴの芯をくりぬいた中に、バターがなくて、マーガリンで代用しようとしてしまったことです。
とても食べられるような品物ではありませんでした。

最近テレビで、電子レンジで簡単に焼きリンゴができることを知り、小学校4年生以来、再挑戦として、55年ぶりに焼きリンゴを作ってみました。

簡単で、安くて、おいしくて、健康にも良くて、医者いらずになる、今年のヒットレシピとなりました。
シナモンをかけて、アイスクリームを乗せれば、街の味と変わりません。
レシピを公開します。