夏休み2014/08/02 07:28

今日から、夏休みです。
しばらく、このブログも休暇となります。
6月、7月は、諸事に忙殺されました。

休みをとって命の洗濯です。

あっという間に夏休みが過ぎて2014/08/17 20:40

6月末に、義母が突然他界し、慌ただしい7月、そして、お盆を挟んでの夏休みであっという間の休暇も終わってしまいました。

いままで生きていた人が、突然この世を去ると、残されたものは、何がどこにあるのかもわからず、ただウロウロするばかりで、ほとほと困りました。

警察が入っての検死、そして葬儀、息つくまもなく、35日法要とひたすら、時の流れに身をまかせていたようです。
実の母でありませんので、かみさんをひたすら影で支えていただけですが、それでも心労は重なってくるものでした。

半年以上前に、格安航空券を購入していたので、キャンセルしないで、法要後すぐに、後片付けも何もできないうちに、-海外に出かけました。

昨年は、デルタ航空の格安券を購入したのですが、今回は、トルコ航空です。

デルタ航空では、アメリカに行ったのですが、デルタ航空の機内サービスの映画などは、もう、中国語対応になってしまって、日本語字幕のものはひとつも無くなってしまってました。

会社の20年勤続記念の時に、ラスベガスに行った時確か、1995年頃は、まだ、機内の映画放映の字幕は日本語対応でした。

デルタ航空のこの中国対応の事象を見るだけで、日本の力がだんだん落ちてきて、ビジネスの対象は中国に移行してきたことを知りました。
アメリカ社会は、ドライなものです。

今回、トルコ航空も、中国の台頭で、機内サービスも映画放映も、中国語対応になっているのでは無いかと、あまり期待もせず乗りましたが、中国語字幕対応の映画はひとつもなく、日本語字幕対応の映画があり、機内放送も、トルコ語、英語、日本語で、とてもフレンドリーでした。

以前、トルコに旅行に行った時も、トルコ航空を使って行きましたが、トルコは、親日国でサービスも対応とても良く、また、日本語が通じました。

現実に、アジアの中心が日本から、だんだん西側に移動してきているのですが、相変わらず、トルコ航空は日本人に優しくてよかったです。

日本とトルコの良好な関係は、1860年のエルツールル遭難事件で、トルコの軍艦の遭難を救助した所から始まっていますが、日露戦争での露国へ防波堤、イラクのフセイン大統領が、イラン上空の無差別攻撃宣言を行った時、トルコ航空機を派遣してもらい、日本人を助けてくれたことなど、トルコからも、過大な援助を受けております。

久し振りに、トルコ航空に乗って、国が没してきてもまだ、日本に信頼を置いてくれる国があることはとても嬉しいことでした。

トルコ航空は安くて、サービスが良く、フレンドリーで、ヨーロッパへの乗り継ぎとしては、乗り換えにあまり時間がかからず、とても良い航空会社と感じました。

葬儀の慌ただしさや、悲しさから、ふと一瞬の飛行機の出会いで、心が暖かくなり、開放され、とても良い印象を受けて帰ってきました。

おわら風の盆2014/08/31 20:01

明日9月1日から、越中八尾にて、おわら風の盆が始まります。
3日間ぶっ通しで踊りあかすようです。(日中は踊っていないようですが・・)
元々は、台風シーズンの到来に向けて、台風を避けて無事豊年を祝う踊りということで、「風」の盆歌となったようです。

昔、高橋治氏が、「風の盆恋歌」という(不倫?)小説を書いてから、爆発的な人気がでて、全国から、観光客が集まるようになったようです。
この「風の盆恋歌」は昔読んだ記憶があり、いま、北陸地方で、仕事をしている関係で、前夜祭があるということを聞きつけて、一度は見てみたいと前夜祭に参加してきました。

一緒に仕事をしている仲間から、前売り券は、コンビニで購入していました。
前夜祭ステージというものが、観光会館で企画され、午後5時半から会場でしたが、当日、仕事が長引き、午後7時半からの最終ステージの、おはら踊りの鑑賞から参加しました。

富山駅から八尾という町まで電車で行き、八尾駅から、周遊バスがでておりました。
会場に行く途中、バスに乗った瞬間から、あたりは、街頭や住宅の電気を消していて、真っ暗な町中を進んでいくのですが、祭りの提灯の明かりだけが、周囲を照らして、八尾の街全体が、幻想的な雰囲気を醸し出していました。

住民全員の参加なのかわかりませんが、住宅の明かりも外に漏れないように規制されており、夜間照明は、橙色に輝く提灯の明かりだけで街全体を演出しておりました。

さて、最終ステージが終わったあとで、9月1日からの実践に向けて、各町内が持ちまわりで、町の中心である上新町通りを、ステージで演出されたと同じ踊りを、沢山の若衆が披露してくれました。

女性は、25歳までしか参加できない決まりがあるようですが、編笠で顔を隠した姿は艶っぽく、手の動きも、笠の後ろから見える、うなじもとても綺麗でした。
男手は、力強く地面を踏ん張る踊りが、これまた、女性を求める鶴や、鹿のイメージを彷彿致します。

哀しく響く、胡弓の音色と、三味線、太鼓が、踊りに合わせて、他の盆踊りとは一線を画するように、全く静かに、秘めた情熱的を抑えこみ、隠すような音色で、囃し立て、一年に一度の男女の逢瀬を、賛歌している雰囲気をもたらして、とても幻想的でした。

この情景を見るにつけ、「風の盆恋歌」の儚い場面が再現され、
人の世の、一瞬の命、盛りの短さを感じさせるようでした。